「東京校の女と合同任務や言うからどんな奴やろ思っててんけどえらい別嬪さんが来たなあ」


にたにたと品定めするように上から下までジロジロと見てくる京都校の生徒に思わずはー?と顔を顰める。


「京都校の男は初対面の女性に自己紹介すらできないの?」
「うわ、綺麗な顔して性格きっついなあ。女はな、男の三歩後ろを歩いとればええねん。男を立てれん女は背中刺されて死んだらええ」
「ウケる。一体いつの時代の話してんの?時代遅れの男はモテないんだよ?ダッサ〜」
「あ゛?」
「あーー…なんだっけ、任務資料テキトーに流し見してたからあんま覚えてないけど…禪院…直樹「直哉や!!!!」ああそういやそんな名前だったわ。禪院の次期当主だかなんだかしんないけどさあ。確かお前私より一つ下だよな?先輩は敬うものだって禪院では教えてくれなかったの?なんなの?バカなの?」
「コロス」
「ハッやれるもんならやってみろよ。クソガキ」



















「ん……」
「あ、起きた。おはよう直樹」
「直哉や」


瞼をゆっくり開けてぼんやりと私を見てから、いきなりバッと勢いよく起き上がりう゛っ…とお腹を抑えながら蹲る直哉にケタケタ笑う。そしたらキッと睨みつけられた。あれだけ私にボコられたのにこんな目ができるなんてただの生意気なクソガキだと思ってたけど意外と根性あるじゃん。


「……呪霊は」
「君がトんでる間にチャチャっと片付けといたよ」
「クソ死ねバカオンナ」
「は?殺すぞクソガキ」


ぶわっと呪力量を上げると直哉はチッと舌打ちをしながら俯いて、ニヤニヤしながら手を差し出す。


「ほら。早く立って」
「…女の手なんか借りん」
「まじでクソガキだな」
「一つしか変わらんやろ!」
「清宮」
「は?」
「私の名前、清宮希」
「…男を立てれん女の名前なんか覚えたないわ、ボケ」
「ウケる。私にボロカスにされた男なんか立てれるわけねーだろ」
「殺すまじで殺す」
「はいはい出来もしないこと言わないの〜」
「自分ほんま腹立つな!!!」


奥歯をギリギリ噛み締めてる直哉の脇の下に手を入れてぐいっと身体を持ち上げる。


「肩貸してやるよ、ナオヤクン」
「いらん。二宮「清宮だわ!」あー確かそんな苗字やったね。興味ないから記憶に残らへんわ〜」
「ただのバカじゃん」
「あ゛?」




















((生意気なヤツ!!!!))



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直哉くんは特別1級術師なので高専に通っていないと思いますが、ここでは京都校に通っている設定です。
自分のことは棚に上げる希ちゃん。

ファンからの認識→顔しか取り柄のないコンビ(直清)