「名前お姉さん」


「ん?あ、コナンくん。こんにちは」

「こんにちは。お姉さんは今日はお仕事終わり?」

「このまま帰るか、職場に戻るか、どうしよっかなーってぶらぶらしてたとこ」

「そんな適当でいいのかよ……」

「え?」

「ううん!じゃあ事務所に寄って行かない?蘭姉ちゃんが渡したいものがあるって言ってたから」

「蘭ちゃんか!私も返さないといけないCDずっと持ち歩いてるんだよねー。ほら」

「じゃあ丁度いいね。」

「そだね。じゃあちょっと会社に電話させてもらうね。」

「うん」



「……ヨボセヨー名字ムニダー!え?あ、待って待って!私ですって!分かってるくせに意地悪ですよー。……帰れ?言われなくても帰りますって電話です!先輩はいますか?…えー、また仕事ですかー?あの人どんだけ働けば気が済むんですかね。…はい。はーい。分かってますよー。はーい。スゴハセヨー。…お待たせコナンくん。行こっか!」


「何で韓国語使ってたの?」

「お、さすがコナンくん!韓国語って分かっちゃいますか!」

「まぁ、さっきのくらいなら…」

「最近韓国ドラマにはまっちゃって、ずっと聞いてるから口からついて出るんだよね。ちょっとふざけたくらいですぐ怒るんだから……」

「名前お姉さんって何してるんだっけ?」

「普通の会社員だよ?」



「ふーん……。わざわざ電話番号押してたみたいだけど、会社の番号登録してないの?」


「してないねー。覚えちゃってるから、登録から辿るよりむしろ押した方が面倒がなくて」


「そんなものなんだね」

「あ、もしかして私の個人情報をさぐる気!?」

「え、いや!そういうわけじゃ!」

「こいつしょぼい会社に勤めてんだなーとかって学校で噂するんでしょ!最近の小学生はほんと侮れないから!」

「しねぇよそんなこと……」

「どうせ私なんか、なんの取り柄もないのよ。一生懸命働いてる上司の助けになりたくても、何にも代われることないんだもん」

「名前お姉さんはすごくいい人だよ」

「いいよ、そんなフォロー…」

「そんなことないって!名前お姉さんと話すのは楽しいし、一緒にいてすごく安心できるよ!その上司さんも、仕事とかじゃなくても色々名前お姉さんに助けられてるんじゃないかな」


「………小学生の言葉に癒やされてる私……」


「もー、元気出してよお姉さん!いつでも明るくて笑顔なのが名前お姉さんのいいところだよ!」

「そう……そうだよね!落ち込んでても仕方ないし!今から蘭ちゃんに会えるし!」

「そうそう!ほらついたよ!……あ、蘭姉ちゃん!」

「ん?どれ?」

「喫茶店の中だよ」

「ああ、こっちにいたんだね。お友達も一緒かな?」

「園子姉ちゃんだよ。行こっか」

「うん。そういえば梓ちゃんに会うのも久しぶりだなぁ…」



「こんにちはー!」

「いらっしゃーい!あらコナンくん。蘭ちゃんならあっちよ」

「うん!」


「こんにちはー」

「名前さん!お久しぶりです…!」

「久しぶりー。元気だった?」

「はい!名前さんこそ、お変わりないですか?」

「うん、全然!なかなかお茶しに来れてなくてごめんねー」

「ほんと寂しかったんですから!」

「うーん…。今日は色んな人に癒やされる〜」

「何言ってるんですかもう。」



「いらっしゃいませ。梓さん、お知り合いの方ですか?」


「安室さん!はい!安室さんは初めてでしたね。うちによく来てくれてる名字名前さんです」

「そうでしたか。初めまして。今月からここで働かせてもらっている安室透と言います。よろしくお願いします」



「……………!?!?」




!?!?!?!?!?


(き、急用が……!)


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