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「ごめんなさい、遅くなって!」
「あ〜きたきた。おつかれさま〜」
「おつかれー」

先日のあんスタイベント後、なぜかわたしも入れられているKnightsのライングループで突如王様から「きたむーと瑞希は早く和解して」との命令がくだった。
別に喧嘩してないんだけどな、接点がなかっただけなんだけどな、と思ってると山下くんが「お兄ちゃんがお肉食わせてあげるね〜〜」と言い出し、妙な圧を感じながら、山下くんと北村くんと焼肉を食べに行くことになったのだ。

指定された店に行くとすでに山下くんがトングを片手にせっせと肉を焼いていた。さすが肉奉行さま。
北村くんがなに食べる?とメニューを渡してきたのでとりあえずビールといって席に着く。どうしよう、ちょっとぶっきらぼうすぎたかな。仕事終わりの気の緩みか、おもったより低く出た声に自分がビビる。「よっしゃ肉食べるぞ〜」とちょっと明るめの声を出して仕切り直しをすると山下くんにちょっと笑われた。

「きたむーと舞台やってたのって最近?」
「うーん、2010年?くらい」
「嘘つかないで、2013年だから。」
「全然違うじゃん!」
「わたしは同じ演目を2010年くらいからずっとやってたの!!増田くんとかもいた!」
「ハイハイ、今日はきたむーと瑞希の仲直りお肉の会だからね〜〜〜〜」
「山下くんがお肉食べたいだけじゃん」
「肉を食え、肉を食え」

焼きあがった肉をわたしと北村くんのお皿に盛っていく山下くんはどことなく先輩風を吹かしている。いつもはどちらかというと弟みたいなのに。

「ふたり同い年でしょ?いいじゃん飲み行けば」
「北村くんお酒あんま飲まないんだもん」
「そうだった」
「瑞希ちゃんが飲みすぎなの」
「瑞希は酒モンスターだからね〜」
「肉モンスター山下くんには言われたくないね」
「8割酒。こいつの冷蔵庫酒しか入ってないから」
「怖っ。よく生きてるね。」
「ほら!これ!北村くんちょいちょい毒吐くの!わたしに!」

これだからイケメンは嫌だ!というとうるせえ美人と返ってくるし、山下くんは高身長二人とも黙って〜と返してくる。これは最近よくやるやりとり。

「だって北村くん怖いんだもん。顔が綺麗で。台本の飲み込み早いし。なにやっても様になるの」
「#伊織#ちゃんのほうが怖いよ。なに考えてるかわかんなかったし、共演したときから舞台界隈では有名だったしなんかどんどん声優でも売れっ子になってくし。そりゃオドオドするでしょ」
「でもあんスタで再会でしょ?よかったね、運命かもよ。しかも案外同い年ってかんじだったでしょ?」

思わず北村くんと顔を見合わせてハハッと吹き出す。

「おそまつさん観に行くね。観に行って駄目出しめっちゃ送ってやる」
「望むところだ」
「さ〜〜王様に報告だ〜〜〜〜!」