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「あ〜瑞希様〜〜!!」
楽屋の長机の上に並べられたチョコレートと「久保さんからの差し入れです」の文字
"燈くん、杉江くん、出演者とスタッフのみなさん
連日の本番お疲れさまです。応援してます。エネルギーの足しになりますように。ハッピーバレンタイン! 久保"
そんなメッセージカードに男たちが群がる。
瑞希さんと仲がいい染谷さんが座組みにいれば間違いなく届くこの差し入れ祭りは舞台俳優たちの間でも有名だ。
それがまさか染谷さんがいない今回の公演であるなんて。
本当にサプライズである。
「瑞希さんの手紙もついてる、、神だ、、字が綺麗だ、、、」
「今回は染様がいないから差し入れないと思ったのに!」
「大志ががんばってアピールしたんだよ、染ちゃんの分も頑張るんで瑞希様差し入れ期待してますって」
「染谷さん経由でね」
「経由だったんだ」
「俺から直接なんてムリ!ムリだから!」
「俺もそめ経由でお願いしたわ」
「廣瀬が悔しがるね〜〜」
「でも俺ら選ばれしカンパニーてこと?伊織様差し入れバレンタインバージョンを獲得した誇り高きカンパニーってことじゃん?」
「荒牧に自慢しよ」
「でた、瑞希様差し入れに異常な執着を見せるくせに直接挨拶できないあらまっきー」
「わかんないよ?知り合いがいる稽古場全部に差し入れしてるかもじゃん。バレンタインだし」
「イベント興味なさそうなのに」
「大丈夫、瑞希ちゃんメサイアのファンだから」
「ほら、俺ら選ばれたんじゃん!」
「大志〜〜!よくやった!!」
「だから!俺も!俺も頑張った!」
「ん?待って待って、手紙裏もあるよ」
"ちなみに発案は染谷さんです。一緒にデパ地下に買いに行ったの楽しかったです。お礼は染谷さんにしてね。"
「だ〜〜ッ!染様〜〜!」
「だと思った!!!」
「ずるい、ずるすぎるよ染ちゃん!」
メサイアカンパニー、今日も楽しい楽屋です。