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「ほんっと、美味しそうに食べるよね」
「雄馬もね」
ゆうまなう、と呟いたら焼肉ですか、というリプライで溢れてしまった。どうやら私と雄馬が揃うと焼肉のイメージしかないらしい。まあ、たしかに雄馬とはご飯ばっか行ってるけど。
雄馬とは年齢も近いし、趣味が合うということで仲が良い。ってのは、私が勝手に思ってるだけだけど雄馬も断らないし、むしろ雄馬からの誘いのほうが多いからそういうことでいいんだろう。
「ここ美味しいね。今度壮馬くんと来よ」
「まあ、本当に仲良いのな」
「今更じゃん」
「そりゃあそうだけど」
雄馬には何かと世話になっている。何分、お酒が入るとお喋りになっちゃって、当時付き合いたてでどうしたらいいとかそういう相談みたいなこともしてしまったのだ。今思い出すと恥ずかしさしかない。
雄馬も最初は驚いてたけど、すぐに理解してくれて話を聞いてくれた。アドバイスは、まあ、雄馬らしいよくわからないものだったけど。
「…なんか雄馬とご飯食べてると真礼ちゃんに会いたくなってくる」
「俺はついでかっ」
「だって最近会ってないんだもん。現場も被んないし寂しい。雄馬だけずるい」
「それ姉さんもまるっきり同じこと言ってたぞ…」
苦笑してお肉に箸をつける雄馬。どうやら真礼ちゃんも同じ気持ちみたいだ。嬉しいな。
へらりと笑うと、子供みたいと笑われてしまった。言っとくけどそれ、雄馬にも言えるからね。君もじゅうぶん子供みたいだからね。
「ちょっと飛鳥さん内田家好きすぎますね」
「まあね。内田真礼が好きです」
「俺は?ねえ俺は?」
「ん?」
「ねえ!」
「冗談。雄馬もちゃんと好きだよ」
「俺飛鳥のそういうとこ好き」
「わあい、褒められた」
ゆるいノリで2人してへらへら笑っていると、ツイッターの通知音が聞こえた。画面に表示される内容に、思わず声を上げて笑ってしまった。
「ねえ、見て」
「ん?……あはは!すげー、俺らのやり取り見てたみたいだ」
「わたしもいれて、だって。真礼ちゃんすごいなあ」
今度は3人でね、とすぐさま返信する。ついでに雄馬の写真を載せればすぐさまいいねが飛んできた。雄馬パワーつよい。
「んー、やっぱり美味しい!」
またすぐ来よう。
あ、でも太っちゃうから程々にね。