◎1匹目

やってしまった。こんな所でこんな運使わなくていいのに…!

ストレスの捌け口として最近よくUFOキャッチャーをする私だが推しのぬいぐるみが出たとなれば貢ぐしかないだろう!でもまぁ大した技術を持たない私は見つけたところでちょこちょこやって1000円使ったら止める、というところではで止めていた。何万もつぎ込む金はない!!
とりあえず取れるわけないのでとりあえずお得な500円入れたら6回できるな機械にお金を投入。今日は妹と共に執行されてきて今ならご加護が!なんて思ってやったらさ、

「え、まじで?」

私の技術は神がかっていた。まじで加護があった。まさかの3回で取れてしまったではないか。もう十分すぎるのだがお金は返金出来ないから他の台にと言われとりあえず隣にいたあむあむで。

「お姉、嘘でしょ……。これどうするの……?」

まさかの2回で取れてしまうというまたしても神業を披露してしまった。周りの人が拍手してくれた。ありがとう嬉しくない!!私コナンくんだけで十分だったのに!!それでもまだ一回残っていたためまたまた隣の台にいたコナぬいクッションをするとめっちゃいいところに刺さって危うく取れるとこだった。もうこれ以上いらんよ……。

「これ、持って帰ったらお母さんに怒られるよ。どこ置くのさ。」
「だってまさか取れると思わないじゃーん…。」

自分の部屋に置くから許して…。
ベッドの上とかいろんなぬいぐるみで溢れてるけど許して…。自分で天日干しするから…!
大きなぬいぐるみは電車で目立つ。しかもそれを2つも持っていればなおのこと。やっちまったなぁ……。お母さんにはすごいチベスナな目で見られたけど何も言われなかった!そのまま自分の部屋に持ってった。

「いらっしゃいコナンくん来てくれてありがとう!!ついでに安室さんも。」

なんだかんだ言いつつお家にお迎えできて嬉しい。ベッドの上で抱きしめる。うへへ、この頭の感触たまりませんなぁ!!しっかり堪能してから膝の上に置き、ちらりと袋の中を見る。あむぬいが、じっとこちらを伺っている。そのまま放置はかわいそうだし…、と袋から出してそっと頭を撫でる。なにこれ素敵。めっちゃ触り心地いいじゃないか!クッ、推しはコナンくんなんだ!浮気はしない!でも安コは推すよ!!貶してるけど安室さんも嫌いじゃないよ!!つ、ツンデレとかじゃないんだからね!!べ、別に安室さん嫌いなわけじゃないんだからね!!

「ご飯出来たから降りてこーい。」
「あいあいさー。」

もう一度ぎゅっとしてから部屋を出る。いい歳した女がぬいぐるみ溺愛すんなって?うるさい好きなんだから仕方ないだろほっとけ。妹、そんな目で見るな。今日は2人を抱いて寝るんだい!













………おい、起きろ

んん……あと5分……

………起きろ

なんかガン○ムの人みたいな声…こんなアラーム音持ってたっけ…?

起きろ、でないと……

ん?いや私昨日目覚ましかけたっけ?いやかけてないかも。かけないかも!!

「起きイ゛ッッ「今何時?!やばい遅刻だ!!」

なんか頭に当たった気がするけどそれどころじゃない!!仕事遅れる!!急いで着替えて部屋を出る。

「おかーさんなんで起こしてくれなかったの?!!」
「さっきからずっと起こしてたわよはい弁当。」
「あざっす!ひえー遅刻ー!!」
「いってらー。」

うう朝ごはん食べたかった…。

駅までダッシュする私は知らなかった。

ベッドの上で顎を抑えて悶え苦しむイケメンを。

「アイツ、殺す……!!」




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