◎受付嬢と小さな名探偵と保護者
「あれ、名前?」
「あら、コナンくん。奇遇だね………、その隣の人誰?」
小さな名探偵にたまたま街で遭遇。しかしその隣には見知らぬ成人男性。彼の交友関係を把握してるわけじゃないけど、こんな小さな子と歩いてるコイツは何者?私の感がコイツ怪しいって言ってる。
「そのセリフ、彼女が彼氏に問いただすみたいですね。」
「答えが返って来てませんが。」
「コナン君も隅に置けませんね。こんな美人とお知り合いとは。」
「昴さん!名前さんあのね!この人は俺、いや新一兄ちゃんの家を貸してもらってる大学院生の昴さんだよ!」
新一兄ちゃん、確かコナンくんの従兄弟?親戚?だっけ。その人の家に住んでる大学院生。………怪しくない?胡散臭くない?
「沖矢昴です。東都大学大学院の工学部博士課程を履修している身です。
家主が不在の為時々コナン君にお世話になってるんですよ。」
「小学生にお世話されるってどうなんですか。」
「ご、誤解だよ!昴さんはシャーロキアンでね!すっごい話が合ってすっごい仲良しなんだ!」
「コナンくん、なんでネコ被ってるの。」
「と、とにかく!今から新一兄ちゃんちに行くんだけどよかったら名前さんもどう?!」
なぜか必死なコナンくん。追求されたくないことでもあるの。じっとり睨んでも苦笑いを浮かべるだけ。ちらりと沖矢昴を見るとニコリと微笑まれる。胡散臭い!!
「………行かない。哀ちゃんとこ行ってくる!」
「それ隣なんだけど!!」
ダッシュで阿笠邸に乗り込み哀ちゃんに泣きつく。
「コナンくんがショタコン野郎と歩いてたぁ!!」
「それは安室透?それとも沖矢昴?」
「沖矢昴!」
「彼も怪しいのよね…。名前さんも近づいちゃダメよ。」
「コナンくんめっちゃ懐いてた。」
「彼はもうダメよ。向こう側の仲間になってしまったわ。」
「コナンくん遊んでくれなくなるぅぅ…。」
「………今度一緒にショッピングへ行きましょう。」
「哀ちゃん大好き!」
次の休みはショッピングだー。
(彼女、面白いな。威嚇した猫みたいだったぞ)
(なに、赤井さん気に入っちゃったの?名前さん安室さんのお気に入りなんだけど)
(ほぉー……)
(あ、言わなきゃよかったかも)
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