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「ふっ…。有果って面白いね。
それになんか気さくな子で安心したよ。
最初見た時は、マジで先輩面しててギャル気取ってるなーって思ったけど」


頑張りすぎた化粧にかなり着崩している制服、時代が古いけど暖かくて履いてたルーズソックス。
これを見て斐はそう思ったのだろうか。


「あんたに言われたくないわよ!
斐のチャラ男!!」

「あはは。怒ってる有果も可愛いねー」

「はあ!?ありがと……ってやっぱあんたチャラすぎ!」


「マジでそう見えんの?
有果ったらウケるわー」

「ウケるわーじゃねーし!
チャラく見えないほうがおかしいっつーの!」


気が付いたらあたしと斐は笑い合いながら話していた。
学校の共通の話とかでも盛り上がって。
さっきまでのつまらない空気が消え、帰り際には一気に楽しい空気になっていた。


……第一印象は微妙だったけど、よく話してみると結構いい人。
あたしと気も合いそうだし。


もう今日で斐との関係は終わりかとも思ったけど、もっとお互いを知り合えた時間になった。
やっぱり会って良かったかも……。



この日をきっかけに斐とのメールがますます楽しくなった。
学校でも休み時間に会って話すくらい仲良くなって。
でも会うとドキドキもして。

ああ…もっともっと斐との時間が欲しい…!


この頃あたしはもう斐のことを“好き”になっていたのかもしれない。


2年ぶりにした恋は楽しくって楽しくてたまらなかった。


あのことが耳に入ってくるまでは……。






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