02




「『……』」

「そん顔せんで、な、二人とも」


ウチと翔はバスの中ムスっとしていた。
前に座った石垣君が声をかけてくるが無視して腕を組む。
機嫌が悪い原因は、先生が勝手に決めた合同合宿に参加しなきゃいけない事だった。
インハイを争った三校、箱根、総北との合同合宿っという名のお疲れ様会だ。
強制参加じゃないが、先生がお前等は行けな、と勝手に決めて、勝手に手続きされてくるしかなかった。
辻君だけ用があって参加せず、後のメンバーは参加でウチら二人は強制参加だ。
お疲れ様会なんてくだらん事してる暇あったら、ペダル回している方が何べんもいいのに。
ウチらが他校に喧嘩を売ったから、そのわびも兼ねて行け、と言う先生に初めて殺意が沸いた。


『翔のせいや』

「ハア」

『翔が喧嘩売るからや』

「そういうキミも売っとったよな」

『ハア? ウチはしてません』

「しとりました」

『最初にやったんは翔です』

「ボクは喧嘩売っとらん、ボクは事実を言うとっただけで喧嘩は売っとらんかった」


二人で睨みあえばまあ、まあ、と石垣君が止めて来て煩いのでふんっと顔をそむける。
そこからバスの中で静かに過ごし宿の前に着いたので荷物を持って降りればもう箱根と総北が来ていた。
石垣君がすまん、おそうなったと謝っていて、ウチと翔はお互い背を向けたままだ。


「お前等もうええ加減仲直りしいや」

『やかましいわ』

「煩いわ」

「あんな」

『やって、翔が悪いんや』

「ハア、キミが悪いんや」

『なん?』

「なん?」


睨みあえば石垣君が間に入って来てええ加減にせい、お前等二人とも悪いで、と怒られた。


「ええな合宿中もしもめごと起こしたら俺怒るで」

『ファー、キミがウチに怒るって? 何できるん?』

「ボクより弱いくせに」

「そうやな、んー、まず男の方はそうやな、目の前でデローザ壊す」

「ファ!?」

「そんで御堂筋はビアンキ壊すで」

『ファ!?』

「せやから、喧嘩せんで、仲ようして、箱根にも総北にも喧嘩売らん、ええな」


石垣君の目はマジで、翔と不貞腐れながら頷いた。


「よし、ええ子やな」


そう言って笑った石垣君は頭を撫でて来てぶわっ、と顔に熱が溜まる。


『さ、触るなや!』

「あ、すまんすまん」

『ピッ! 最悪や、最悪や』


撫でられた場所を自分で撫でて翔の服にこすり付ける。


「ピッ! やめいや!」

「ちょっ、傷つくな」


そこから宿に入って一人部屋に荷物を置いて着替えてロビーに行けば、箱根と総北は来ていたが翔達がまだだった。
準備遅いな、時間の無駄や、とイライラしていれば目の前に女の子が来る。


「京都伏見のマネージャーですよね?」

『せやけど』

「私総北のマネージャーしてる寒咲幹です、三日間よろしくお願いします」


そう言って手を出され顔を見れば笑って見て来た。


「寒咲、そいつは」

『よろしゅうね、幹ちゃん言うん? 顔も名前もかいらしいな』


笑って手を握れば弱泉君は驚いた顔をした。


「あ、ありがとう」

『ウチ、御堂筋アキナ言うんよ、三日間よろしゅうね、仲ようしてや』

「うん、こちらこそ」

『ほんまは来たくなかったんよ、けど、幹ちゃんみたいなかいらしい子に会えたから来てよかったわ』

「ありがとう」


幹ちゃんに笑いかければやっと翔達が来て握っていた手を離す。


『ほんなら、またね』

「うん、またね、あ、よかったら後で連絡先交換しない?」

『ええよ』

「じゃあ、後で」

『ほな』


幹ちゃんと別れ翔達の前に立って腕を組めば翔は井原君を指さす。


「井原君のせいやで」

「ちゃう!」

『なん?』

「井原君がエロ本持って来とった」

『ハア?』

「ちゃうちゃう、家宝や」

『エロ本が家宝ってキミの家終わっとるんやないの? 最悪や』

「うわ、なんやろ、ちょっとええわ」

『キモッ!』

「うあぁあ、たまらん」


あまりの気持ち悪さに翔の後ろに隠れれば石垣君がやめいや、と止めた。
そこから箱根のマネージャーが大きな地図を見せて来て、ここが練習コースです、と説明される。


「ここは落車しやすいので気を付けてね」

「ここは?」

「あ、そこは一応車の通りもある場所だから、他の場所は来ないから」

「分かった、宿提供してくれたんやろ?」

「うん、おばあちゃんとおじいちゃんの宿だから」

「おおきにな」

「ううん」

「えっと、たしか名前」

「あ、桜川」

「せやせや、桜川去年も居ったもんな」

「そうだね、マネージャーだから」

「せやね」


石垣君が箱根のマネージャーと楽しそうに喋っているのを見て腹が立ったので、軽くお尻を軽く蹴り上げた。


「なん、御堂筋、痛いわ」

『やらしい顔してるで』

「しとらんわ」

『いややわ』

「しとらんって」

『最低や』

「せやからしとらん」


べーっとやっていくで、と歩き出せば、なんやの、と囁きながら石垣君達は後をついて来た。
外で自転車を組み立てる中、ウチはボトル作りをして皆にボトルを渡す。


『ほんなら、翔は30分、他は35分切らんかったら別途メニュー追加や』


ほんなら行くで、とストップウォッチを押せば皆走り出したのでタイム表を作る。
それぞれの名前を書き込んでからストップウォッチを見れば、25分すぎていてタオルを用意し待っていれば翔が戻って来た。
ラインを越えたのでタイムを書き込んでいく。
次は石垣君で最後の山口君を書き込んでタオルを渡す。


『…翔29分、石垣君33分、水田君34分、井原君34分15秒、山口君』

「……」

『35分ジャスト、ぎりぎりやセーフな』


小さくガッツポーズしていて、ぎりぎりやからな、と声をかけ10分の休憩を挟む。
すると中からおばあさんが出て来て、箱根のマネージャーに何か渡していた。
気にせずノートを書き込んでいれば、これ、と声がして顔を上げる。


「おばあちゃんがアイスって」

『……おおきに』

「アイスや」

「皆で回して食べて」


マネージャーからアイスの箱を受け取り皆に見せれば、それぞれ取ったのでマネージャーに持って行く。


『おおきに』

「うん」


箱根と総北で回し、最後の眼鏡が一本余りました、と声を上げる。


「あれ、余らないはずなんだけど、誰か食べてない?」

「あ、すまん、御堂筋や」

『いらん、ウチ食べへん』

「折角もろうたんやから」

『いらん言うとるやろ』

「も、もしこの味やなら、僕食べてないから返るよ」

『ちゃうわ』


石垣君は眼鏡からアイスを受け取り目の前に来て差し出して来た。


「桃味やで」

『せやから』

「食べなビアンキ壊すで」

『ピッ!』

「食べんのと壊されるんどっちがええ?」

『は、はあ、最低や』

「最低でええ」


どないするん? と言うのでアイスをひったくって袋を開けて、一口舐めてしゃがんでいる翔の口にアイスを突っ込んだ。


「んぐっ」


はあ、と息を吐けば翔はウチが突っ込んだアイスを出して、ウチの頬を掴んだので歯を食いしばる。


「何すんのや」

『んんん』

「殺す気か」

『いー』

「これはアキナのやろ」

『いー』

「石垣君くすぐれ」

「分かった」


近寄って来たので来るなや、と言えば口にアイスを突っ込まれた。
そのまま翔は後頭部を押えアイスも抑えっぱなしなので仕方なく噛んで飲み込めば手をはなす。


『最悪や!』

「アキナが悪いんや」

『殺す気か』

「ボクも同じ事されたんよ」


ベーっとやる翔にむかついてお尻を蹴り上げた。


「ピギッ! なにすんのや」

『ベー』

「石垣くぅうん、アキナが喧嘩吹っ掛けてくる」

『ピッ! 石垣君関係あらへんやろ』

「喧嘩するな言うてたやろ」

『してへん、翔が悪いんや』

「ハア?」

『ハア?』

「壊すで」

『壊したら新車買うてもらうで』

「マジか」

『ええんやな』

「いらんやろ、今のフレームで十分なんに、新車って」

『なん?』

「プクク、ごめんな、ボクが身長もろうたせいで、アキナこんな小さいままで」

「御堂筋」

「事実やろ? 中学生から伸びとらん、クラスでも一番下、学校全体でも低いんやないの、たまに見失ってまうわ」

『うあぁああ、なんやのなんやの!』

「プクク、ボクまだ身長伸びとるんに」


豆粒、と笑うので殴り掛かれば石垣君に止められてほんまにお前等は、と囁く。


「御堂筋が悪いで」

「ハア?」

「気にしとるん分かってて言うたやろ、あかんで」

「べー」

「こら、御堂筋もすぐ殴らんの」

『あっちが悪いんやろ』

「せやけど、すぐ手出すんは良くないで」

『べー』

「それに俺はええと思うで小柄で、かいらしいで」


その言葉にぼっっと顔を赤くすれば翔達は目を見開く。
後ろから私を止めている石垣君は見えてないようで、どないしたん? と囁いた。
恥ずかしくて、熱くて心臓煩くて、どきどきで、頭がおかしくなりそうだ。


『っ離せや、べたべたするなや』

「すまんすまん」

『ファー何がかいらしいや、学校の女子皆に言うてるんやろ、最低や』

「言うてへんよ」

『どうやろうね、キミもてるやろ、知ってるで、この前も夏休み前告白されとったね』

「見てたんか」

『たまたまや、インハイあるからって振っとったね、可哀想やな、けど、もうインハイ終わったな、ええんやないの付き合えば』

「付き合わんよ」

『なんでなん? 石垣君が言うてた小柄でかいらしい子やったろ』

「んー、俺好きな子おるからな」


その言葉になんだか心臓が痛くて、石垣君見ているのに赤くなくなった。
それどころか嫌いな灰色が見えて、気持ち悪い。


「せやから、付き合わんし」

『どうでもええわ』

「どないしたん?」

『どうもせんわ、練習戻るで、充分休んだし糖分も取ったんやタイム縮めるんやで』


なんでウチはこんなにも泣きそうなのだろうか。
ただ石垣君に好きな子が居るって聞いただけで、ウチには関係あらへんし、どうでもいいのに。
胸が痛くて苦しくて、灰色でどうしようもなく泣きたくなった。


*********

休憩してからもう一度翔達は走り、皆タイムを縮め戻って来た。
タイムを書き込んで伝え、ボトルの補給に行く。
戻れば石垣君と箱根、総北のエースが話していて、何か決めたのか戻って来た。


「福富と金城があのコースで勝負しようやて、それ最後にして今日の練習は終いにしようて言うとるけど」

「ええけど」

「皆もええ?」


皆も頷いていて、ほんならそうしよか、とこっちはええで、と石垣君が言えば箱根も総北もこっちもだ、と返ってくる。


「しかし、そっちは一人足りないな」

「あー、せやな、けど、しゃあないな」

「おるよ」

「誰が?」

「アキナ、そんで人数足りるやろ」

「せやけど」

「なん? キミも女の子やからって言うんか?」

「ちゃうよ」

『ほんなら、用意してくる』

「ジャージ一枚余っとるやろ、それ着てええわ」

『そうするわ』


そう言って部屋に戻り、ジャージに着替え自転車を持って外に出る。
自転車を組み立てええよ、と言えば皆並んだので私も並ぶ。



「先にスプリンターとクライマー誰だすか決めておこう」

「ええな」

「ほんならスプリンターはワイや」

「俺だ」


総北はマメトサカともう一人になり、箱根も二人出る。


『ほんならウチらは翔とウチ出るわ』

「ボク一人でええわ」

『そう、じゃあそうないしよう』

「次はクライマーは」

「巻ちゃん、俺と勝負だ」

「クハッ、いいショッ」

『ほんんらウチが出るわ』

「そうやね」

『最後のアシストもウチしたるわ』

「そうやな」

『石垣君達は風よけな』

「分かったわ」

『ほんならはじめよか』


片方のペダルをはめれば、幹ちゃんが合図を出してくれ走り出す。
一番後ろを走って翔達スプリンターが出て行った。


「大丈夫か?」

『ハア? ウチに言うとる?』

「そや」

『当たり前やろ、ウチはキミより早いで』

「そうやろうけど、俺見たこと無いからな」

『見せる必要あらへんからね』

「今度一緒に走り行こうや」

『いやや、ウチより遅い人とはいかへん』

「やっぱり嫌やいうたな」


べーっとやれば翔達が戻ってきて同着やったわ、と言われる。


『ほんなら次ウチが取ったるわ』


山に入った瞬間ギアを変えて走り出す。
後ろからクライマー二人が来るが無視して、登って登って垂れてくる汗を振り払う。


「負けてられんな巻ちゃん」

「ショッ!」


三人で並んでライン直前体を使い、ぎりぎりで一位で通過した。
ボトルを飲んでいれば翔達が来たので後ろに並ぶ。


『ウチの勝ちや』

「凄いな!」

『当たり前や』

「ほんまですか巻島さん?」

「本当ショッ、ぎりぎりで抜かれた」

「見事だった」

「当たり前や、アキナはオールラウンダーとしてもいけるけど、ほんまは山が一番得意や、ボクでも勝てへん時あるんやから、キミらに勝てるわけないやろ」

「御堂筋」

「喧嘩は売っとらん事実言うただけや」

「堪忍な」

「いや、いいさ、負けは負け」

「勝負だからな」


インハイに出れればウチが絶対ゴールさせるのに。
そう思いながら最後翔と前に出れば、箱根も総北も出て来て並ぶ。


『ほんなら翔いくで』

「ええよ」


コーナーが二か所ある。
ウチは前に出てコーナーの壁に肩を擦りながら曲がり、逆にも肩を擦って曲がった。
そこで四秒の差をつけ、最後翔の背後に回り背中を押して二秒縮めた。
翔はそのまま走って行き、遅れて箱根と総北のエースが出て行った。


「無茶しすぎじゃない?」

『ハア?』

「あ?」

『こんなん普通やろ、エース一番に届けなアシストとしての役目意味ないやろ』

「そうだけど、これインハイじゃねえし」

『関係あらへんわ、勝負は勝負、ウチは翔に一位取らせるんやったらなんでもするわ』

「ふーん、まあ、どうでもいいけど、肩血出てるよ」

『どうでもええわ』


少し前では翔が両手を上げた。


『翔一位やったなら、こんなんなんともあらへん』


そう言って腰を上げて四位でゴールした。
ボトルを飲んでタオルで汗を拭っていれば翔が来る。
一位やったね、と笑いかけていれば石垣君達が戻ってきた。
気づかれないようタオルを肩にかけ、ほんなら今日の練習はここまでや、と声をかけ自転車を片付ける。
そして一人残ってボトルを洗い作業していれば、背後に気配を感じ振り返れば石垣君がいた。
ちらっと見て、また作業に戻る。


『なん? さっさと風呂入りいや』

「肩どないしたん?」


その言葉に肩を見れば白いタオルが微かに赤く染まっていた。


『何でもあらへん』

「赤なってる」

『キミには関係あらへん、さっさと』


喋ってる途中で腕を掴まれ強制的に石垣君の方を向かされた。
顔を見れば怒った顔をしていて、そっとタオルを退かされ肩を見た石垣君は、余計怒った顔をする。



「さっきのコーナーで無茶したんやろ」

『せやからなんやの?』

「無茶したらあかんやろ」

『せやから、キミには「心配で言うとるんよ!」


大声で怒鳴られびくっっと肩が動いた。


「ほんま言わんつもりやったけど、もう言うわ」

『な、なん』

「御堂筋、お前は女の子や、その事実は変わらん」

『な』

「一番言われたに思う、けど、そうや、誰が見ても御堂筋は女の子」

『石垣君まで』

「せやけど、努力しとるのはほんまに偉い思う、御堂筋は誰より頑張っとる」

『……』

「せやけど、こんな無茶してまで頑張るんは違う」

『キミに何が分かるんや』

「分からん、けど」

『せやったら口出しせんといて!』

「無理や」

『ハ、ハア?』

「飯も食うとらんやろ、腕折れそうなくらい細いままや」


その言葉に振り払おうとしたが、強く掴まれている腕は振り払えなかった。


「そんな力じゃ無理やで」

『っ離せや』

「いやや、今後無茶しない言うなら離したる」

『せやから関係あらへんやろ、なん、部長やからって、いらんわ、そんなん』

「そうやない」

『じゃあなに、ああ、そうやねキミ小柄な子好きなんやっけ、ウチも小柄やからええな思うたんやろ、けど残念ウチはキミの事ちっとも好きやないから、そういう余計なお世話いらへんのや』

「俺は純粋に心配なんや、な、分かってくれ」


その顔は夕日に照らされ赤で、心臓が煩く鳴る。


「御堂筋かて心配しとるで、この前もボソっとお前が飯食うてない言うてた」

『食べとる』

「それ以上のカロリー消費してるんやろ」

『……』

「このままや死んでまうよ」

『死なんわ! ウチは死なん』

「……そこまでお前を縛ってるのは何や? 自分の体壊してまでやらなあかん事なのか?」

『そうや!』

「誰に言われたん? 誰がそんな事言うたん?」

『誰でもない、前に進むんや、そのためには邪魔なもん全て捨てなあかん、脂肪は邪魔や、おそうなる』

「……」

『ほんまはこれだって邪魔や、けど、手術にはお金かかるから今は無理やけど、いつかは』

「……お前に前に進め言うた人は、そこまで望んで言うたか考えたか?」


その言葉にお母さんが浮かんで来る。
アキナは女の子やから無茶せんでね、翔みたく無茶したらあかんよ、と笑っていた。
無茶はせんでアキナに出来る範囲で翔支えて、一緒に前に進むんよと。
体は大事にせなあかんよ、と笑うお母さんを思い出した。


『……』

「望んどらんやろ?」

『そ、そんなん』

「無茶せえへん範囲で努力せなあかんやろ」

『……』

「体大事にせなあかんよ」


赤色。
幸せで、胸が暖かくて、泣きそうになる。
ぐっと堪え分かったから離してや、と言えば石垣君は手を離した。


「ほんならまず肩の手当せなあかんな」

『翔に言うてやってもらうからええ』

「そうやな」

『もう行ってええ』

「俺も手伝うで」

『ええから行けや』

「分かった、ほんら戻ってるな」


そう言って石垣君は中に戻って行き、ウチは一人作業に戻った。
その間ウチの顔は熱くて、心臓は煩く鳴っていた。
知らんでよかった、知りたくもなかった、邪魔な物やから。
こんなん必要ない、せやのにやっぱりあかん、ウチは石垣君が……。