長年の片思いが実った王子様
【観月はじめ】
「こうなることは僕のシナリオ通り……と言いたいところですが、少々誤算でしたね。僕のシナリオでは、貴方が僕を選ぶのはもう少し早いはずだったんですが………ああ、いえ、別に怒ってはいませんよ。その点に関してはむしろ喜ばしい限りです。……だって今日、貴方がこうして僕を選んでくれたのですから」
そう言って彼は綺麗に、そして優しく微笑む。彼女がようやく自分を選んでくれたのが嬉しくて嬉しくて仕方がない。それ故にこれから絶対に離してはくれないし、彼女を一生逃さないようにシナリオを作り始める。
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