かいぶつ

かいぶつ


WオニごっこWと言うう名の入寮テストが終わり、生き残った選手達は正式にブルーロックの入寮となった。そして、ブルーロックの一応お手伝いさん的な立場である蓮はと言ううと潔世一が居るチームZへ遊びに来ていた。此処、三日間。他の選手達のチームと戦う事無く、体力テストを選手達は行っていた。

「……」

潔世一目当てで訪れていた蓮は、ランニングマシーンで息切れしながら走っている潔を静かに見つめて居た。身体能力も技術も持ち合わせて居ないはずの彼が、どうしても惹かれてならない。「私自身が気づかない彼の中に何か秘めたものがあるのか?」熱い視線で潔を見詰める蓮を、ランニングマシーンで早々ダウンし、地べたへ座り込む潔は居心地悪そうに顔を顰めた。

「あ、あのさ。そんなに見られると恥ずかしんだけど……」
「……ごめん」
「いや、良いんだけどさ……。えっと、君。氷雨さん? だよね」
「うん。蓮でいいよ」
「あ……うん。じゃあ、蓮。俺に何かよう?」
「潔に特別何かようがあった訳じゃないよ。ただ……潔と話して見たかっただけ」

地面へ座り込む潔の横へ腰を下す。潔の近くへ寄った事で、ふわりと汗臭さと混じった不思議な匂いが蓮の鼻腔を擽る。

「っつ……。蓮?」

頬を紅潮させて名前を呼ぶ潔を他所で、蓮は潔の首筋へ顔を寄て匂いを嗅ぐ。

「潔の匂い落ち着く」

潔の首筋に顔を埋めたまま、うつらうつらし始める。潔は、頬を紅潮させながらも自身へ寄りかかる蓮の頭を優しく撫でる。潔の匂いと心地の良い潔の手付きに眠りに付きそうになった時。大きなチャイムが部屋内に響き渡った。

「あ、飯の時間だ……」

潔の声と共に、眠り掛けていた蓮は、大きなチャイム音で目を覚ました。

執筆中




降り止まぬ雨に全てを流して
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