平和に行きましょう。

ゆすら


ゆすら
11歳。前世の記憶がある。マグル生まれ。記憶取り戻したらマグルの両親に虐待され死にかけていた。そしたら夜行おじさんに助けられた。命の恩人。とても手厚く世話してくれるけどめっちゃ軟禁してくる。
ホグワーツ?めっちゃ行きたい。でも行っちゃダメと言われて全力で説得した。
交換条件として17になったら結婚してくれと言われて、その時は流石に少し考えた。考えた結果、色々書面にして契約して承諾した。どうせ正気に戻って取り消すでしょー。
お前は甘い。
ちなみに名前は既に蘭姓に変えられている。名前も中国読みに変えたので、対外的には「蘭 梅(ラン メイ)」となっている。

夜行
29歳。前世の記憶などない。前世もかなりハードだったが、今世も中国出身で共産党による魔法族へのとんでもねえ迫害を生きてきた猛者として鍛え上げられた。
いちおう純血。虐待していた山桜桃の両親をアバダした後山桜桃を保護した。クズな親なら死んでも良心が痛まないし、何よりスムーズに連れ去れるのでラッキーって思っていた。クズ。
保護した後自宅に軟禁している。
結婚しろとせっつかれているが、保護した娘を嫁にすると宣言したら「じゃあいいよ」と言われた。本人にはめっちゃ堅実な書類作らされて契約して承諾された。

蘭一族
マグル生まれでも魔法使えるなら全然あり。血の濃さより繁殖と繁栄。
中国の中では最も派閥のでかい一族
恵パパが当主。本邸と本土の諸々の邸を管理してる。
夜行おじさんは代行。別荘の1つを管理して住んでる。


25歳。夜行の異母弟。何故か当主させられてる。
ほんと何で?
保護して養子(3歳)にした娘と産まれたばかりの実娘がいる。
妻は実家に帰ってしまった。スピード離婚。


夜行の母方の従弟。従妹でもある。蘭一族に関係あるかといえば微妙なラインだが、優秀な占い師として有名でちょくちょく仕事は頼まれる。
とうとう夜行が身を固めると聞いてそれが幼女と聞いて真顔になったが祝福した。


恵パパが当主になった理由は適性。夜行おじさんは結婚も子どもも作らなかったし、また性格上からして一族の旗頭としては役不足とされた。
ちなみに先代はクソほど女狂いだった。でも有能ではあった。






「君はここから出るべきだ」
 声を潜め、周囲を警戒しながら男はそう切り出した。鹿や熊の他にも希少な魔法生物の剥製が並ぶこの部屋は応接室と扱われるだけあって相応しい調度品が並べられているが、しかしそれらの無機質な剥製のせいで山桜桃はこの部屋が屋敷の中で最も苦手であった。夜行は山桜桃と客である男を置いて用事を済ませに出てしまって、それだけで元々人嫌いのケがある山桜桃は不安が募るに更に男の謎の言葉。訳が分からないまま男を見ていたら、何を思ったのか手を取られる。
「お嬢さんの事情は知っている。マグルの親元から離れてここに連れてこられたんだろう?だけどこの屋敷に閉じ込められた。君はもっと明るい世界にいるべきだ」
 
「私を助けてくれたのは夜行さんで貴方じゃない。私をここに住まわせてくれてるのも、教えてくれるのも、愛してくれてるのもあの人だもん」


「兄貴もさ、大概クズだよな」
 剥製の口から聞こえる幼い殺し文句を聞きながら恵は肩を竦めた。兄が突然子どもを拾ったかと思えば面倒を見始め、そして嫁にすると宣言した記憶はまだ新しい。件の子どもはマグル生まれだったが、この一族は基本繁殖と繁栄が第一なので魔法さえ使えれば血筋など特に気にしない。そして、これまで女と遊びはしても頑なに嫁を取ろうとしなかった男がようやっと身を固めると宣言したのだから、年齢など瑣末だと判断された。先代たちも、そして11歳の少女を女として見ている兄もイカれている。
「自分が愛されてるか確認したいからって、あの子が苦手な部屋に苦手な相手と閉じ込めるって嫌われてもしょうがないぜ」
「バレなきゃいいんだよ」


















「やぁ、親愛なる蛆虫ども。我々のいない世界を謳歌できたかい?私が……死神が戻ってきたよ」
「戦争が終わったかと思ったか?地獄は去ったと思ったか?はははははは!!!!」
「馬鹿め、まだだ!!これからだ!!本当の地獄が始まるぞ!!!だが殺すのは人間ではない、神だ。神を殺すのだ」
「とはいえ練度に劣る蛆虫の貴殿らに期待することなど何も無い。しかしながら慈悲深い私がその糞の詰まった頭でも理解出来るよう指示して差し上げよう」

「守れ。己の父母を、兄弟を、子を……愛する者を。失うな。失わせるな」

「然らば私が貴殿らに用意するのは死に場所だ。死神が貴殿らを看取ってやろう。光栄に思い給え。」

「さぁ、神殺しを成そう」








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