平和に行きましょう。

幼女ろく


幼女とグズマがガラルに行く話

建前は、幼女の両親が遺した遺産の管理運用を管理弁護士と相談しにいく&生活ぶりの外部調査
実際もそう変わらないが、幼女(原型)自身の列記とした個人資産であり実家である屋敷の様子を見たり、とりあえず幼女(原型)時代の自分の持ち物を整理しに行く。それと病院での精密検査
グズマである理由は、ただ単純にエンジュが懐いているのと、クチナシが島から離れられないのでガラルでの保護者兼護衛
グズマならそもそも顔面掴んでひたすらポケモンバトルをさせない逞しさと物理的な強さがあるので安心(?)。たとえバトルになっても特に困ることは無い

写真立てにある女性とクチナシ→幼児退行する前のエンジュと今より若めのクチナシ
他には仕事仲間やポケモンと撮った写真が惜しみなく全て並べられているが、知らないグズマから見れば「娘と夫の痕跡がない、むしろ意図的に隠されている」状態 。資産管理や幼女には余る家、弁護士という義務的な人間といった人間味の薄いエンジュの周囲を訝しみ、「こいつが今明るい性格なのは奇跡なんじゃないのか」と勘違いして、ちょっと優しくなる。幼女が持つには釣り合わない、育て上げられた2匹のポケモンについて「両親からもらった」と聞かされているので、両親についても疑問に思いまくる。実際は、確かにタマゴを両親から贈られて、タマゴを孵す所から育て始めたので全く嘘ではない
1度「親に逢いたくねぇのか」と聞くと「うん!おはかまいり、いく!」と答えられ「あかんこれ死んでる」と結論付けられた。実際幼児退行前のエンジュの両親は、元々高齢出産からの随分年の離れた親子だったので、既に四十手前だったエンジュとは老衰で死別している。この後めちゃくちゃお墓参りした

ひたすら幼女への勘違いを膨らませるグズマと、そんなこと露知らずガラル観光を楽しもうとする幼女
ちなみにアローラに帰ってからグズマが珍しく深刻な顔でエンジュについて聞くと、勘違いを聞いたクチナシが大爆笑してしばらく引き攣ることになる






 赤い毛玉のようなくせっ毛が、小さな指先によって器用に細く細かく編まれて収まっていく様子は器用の一言に尽きる。
「エンジュちゃん上手だねー」
「えへへ」
 エンジュが編み込んでいく髪にアセロラが好きに造花やらリボンを付けていく。そうして盛られた髪は、確かに見応えはあるが、果たしてそうする必要はあるのかとグズマが引き攣る位には複雑怪奇な迷路と化していた。
「予定通り向こう着いたら、あっちから迎えに来るらしいよ。とりあえずエンジュに引っ付いて見張ってたら迷わないだろ」




 燃えるように赤い癖毛、艶やかな珊瑚色のルージュが光る不遜につり上がった口元。万人受けはしないが、独特の雰囲気をまとった美女が、幾分か若々しい笑顔のクチナシと肩を並べてピースを向けている。
 劣化してやや黄ばんだ写真の中にいる2人は、そうして色褪せない笑顔をグズマに見せていた。
 エンジュをそのまま大人にした女性を見て、「ああ母親か」と結び付けるのは簡単だった。若いクチナシがいるのも興味深かったが、しかし他の写真立てにいるのは別の男達とたまにポケモン、むしろ2人きりの写真はそれきりだ。
 良く言えば勇ましい、悪く言えば子どもっぽい笑顔の母親は、エンジュにとって良い母親だったのだろうか。一通り見て気付いたが、この場には家族写真が一切ないのだ。ここまで人と写真を撮っておいて、まさか写真嫌いもないだろう。アルバムに取っておいている可能性もあるが、それにしたって1枚も並べないのは、意図的以外の何でもない。
「…親戚もいねーのか」
 伽藍道の家。1枚もない家族写真。財産管理の弁護人。































































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