平和に行きましょう。
いさご
辺銀沙(ぺんぎん いさご)
忍術学園六年生15歳の少年。伊作と同じく保健委員会所属だが、本人自体は不運体質ではない(周りには巻き込まれるが)
中性的な顔立ちと、年にしては華奢で細い体付きをしており、女装による間諜を最も得意とする。初対面の1度だけとはいえ、女装でタソガレドキの組頭を騙したことで更に自信を持っているが、それがまた伊作同様妙な縁を結んだとは気付いていない
そんな経緯から、変装や間諜はプロ忍をも欺くと学園からお墨付きを貰っているが、やや丁寧な所作過ぎて町娘として浮くという難点はある
協調性がありお人好しではあるが、人とやや距離を置きたがる。伊作はほぼ唯一の例外で、彼と大体行動を共にしてうっかりや不運についてフォローや手助けを行っている。そしてたまに一緒に不運に見舞われる
元女の前世の記憶を持つ元現代人。とはいえ、あくまで彼にとって「金谷沙良」は自分の妄想か単なる記憶の1部。生まれついての女装や間諜の才能を持たせる一因であっても、決して辺銀沙という少年に取って代わる人格ではない
……はずだったが、「女だった」という意識があるだけに男性だらけの環境が人見知りを助長させ、傍から見れば「社交性と協調性はあるが孤高さを気取る生徒」というものになり、また忍びとして才能があるだけにイメージが定着してしまった。実際彼が親しく名前を呼べるのは一年生から何かと一緒にいて助け合える伊作のみで、花梨が来るまで感情を大きく見せる様子は委員会の中ぐらいだった。特に避けているのが潮江と中在家。理由は「顔怖い」らしい。
好きな物は団子と梅干し入お粥
苦手な物はナマモノと小動物
愛用武器は微塵、万力鎖、女装用の鉄扇子、毒物
幼少期、不注意から生焼けの魚を食べて三日三晩苦しんだ経験から、念入りに火を通して食べることを生涯に誓っている。そのせいで猫舌が矯正された
タソガレドキver.
辺銀沙
19歳
タソガレドキ忍軍の忍者。雑渡の部下であり尊奈門の幼馴染み兼同僚兼その他諸々の尻拭い役
女装させれば天下一、と褒められているのか貶されているのか分からない称号を持つ。男だが女にしか見えない細さと顔のお陰で間諜を最も得意とするが、たまに悪用して尊奈門をからかって遊んでかっぱらう。その割に、人にからかわれたりして落ち込んでいれば逆に励ましたり元気付けるなどに全力を出すこともある
本人曰く「他人に凹まされた奴で遊んでも面白くない」
×鬼灯
榴(つつじ)
アホの子獄卒。これでも云1000年を生きる鬼の1人だが、見た目は小鬼だし、頭の出来は正直よろしくない。しかし苛烈な拷問や処置、また逃亡者の追跡においては鬼灯も認める腕を持つ。毎日コツコツ頑張ってたくさん食べてゆっくり休む健康優良児
通称「八大地獄のサイドワインダー」。小松田の同類
七つを超えられなかった子どもたちの思念が鬼火となり、更にそれらが七つを超えずに死んだ子供の死体に入り同化したことで鬼となった。鬼灯と同じハイブリッド系。厳密には小鬼ではないが、12歳程の体から成長はしていないので小鬼で通している
現世に落ちて山賊に襲われた際に、持っていた愛用金棒で撃退し、帰る手段も見つからず(何せアホなので)そのまま山賊の根城で暮らしていたら、巷で「鬼が出る」と逃げ出した山賊の証言からタソガレドキの部隊が派遣され、それも軽く伸して「じゃあどこか別の所にでもいこうかな」とした所、雑渡以下忍に包囲されて交渉される
「子ども…?」
「地獄の鬼だよぉ。怖ぁいんだからね!」
「お前、何でここにいるんだ」
「んんー?…えっと、地獄で怖ぁい同僚にぶん殴られながら仕事してたら、眠くなって休憩したくなったんだよねえ。したら池のある涼しいのがあってさぁ、寝るっきゃねぇって思って寝たら、寝返りしちゃって。落ちた池がまさかの現世(ここ)と繋がってて、帰れなくなっちゃったんだよ」
「…いや、そうじゃなくてね。どうして、この山にずっといたのかって話だよ」
「…迷子の時って動くなっていうじゃん?」
「アホだ」
「アホですね」
「アホじゃないですか」
「えへへ、よく言われるよお」
「で、地獄とやらから、迎えは来ないのか?」
「んん、また地獄と現世が繋がる井戸とか水場があれば、運良くその近くに誰かいたら連絡は取れるかなぁ」
「つまり、今すぐは帰れんのだな。なら、提案がある。正直お前がこの山にずっといるのは我々には困る話だ。だが、お前も帰りたかろう。その身柄をタソガレドキに置くというなら、殿も寛大な処置を致すとのことだ」
「地獄の鬼をぉ?物好きだね」
「いやこんな鬼がいたら…もごっ」
「我らの殿は珍しい物、新しい物がお好きなのだ。気に入られれば、多少の融通は聞いていただけるだろう」
「現世のあれこれに興味ないし、あんまり干渉するの駄目なんだけど…。まぁ、戦とかで暴れろーとか言う訳じゃないならいいよぉ」
「戦は嫌いなのか?」
「だって人間死ぬと、地獄が仕事で忙しくなって寝る暇なくなるじゃん。裁判記録残したり、結構面倒なんだよ?ただでさえ日常的に亡者来て大変なのに。鬼だってご飯と睡眠と、色々あるんだから」
「………地獄も大変なんだな」
「でしょお?」
「…で、そやつが例の鬼か」
「は」
「こんにちは、お初にお目にかかりますー。地獄の閻魔殿第2補佐官、榴と申しますー」
「アホっぽそうじゃな」
「その通り、アホにございます」
「ええ?今更信じないの?」
「鬼というと、一つ目だったり、やたら体がでかく粗暴な妖怪だとか、虎のパンツではないのか」
「ぼくは小鬼って種類ですからねー。もちろん、殆どのやつは大きいしおっかないですけど、そんな想像するようなわかりやすい化け物はしてませんよう。神代の時でも、ちゃんと服着てましたし、クソ暑い現場ならいざ知らずー。あと虎のパンツは個人的に廃りました」
「あれ流行りなの?」
「今だと敏感肌にも優しい綿100%とかありますよ」
「…誰ぞ薬師を呼べ、頭が痛い」
「わー時代劇で聞いたセリフだぁ」
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