平和に行きましょう。
ゆすらよん
オンボロ寮のユスラには手を出すな。
NRCで敵に回すと厄介な連中というと最早数えるのも億劫になるくらい多いものなので、ひとまず新入生の超新星というとまず上がるのが上記の生徒、ユスラだ。
パッと見は薄桃色のくせっ毛を伸ばした女のように小柄でひょろっちく、しかも自信がないのかひっきりなしにオドオドと周囲を窺っているような、そんな奴。
まぁそんな見た目でそんな態度をしていれば名門()NRCでは命取り。ユスラもといネギと鍋を背負ったカモは、新入り狩りで有名な上級生らに早々にお呼び出しをされ「歓迎会」が行われることになった。そしてその結果、何かが起こり、最初の警句となったのだ。
何が行われたのか知るものは、呼び出されたユスラと騒ぎを治めた学園長、そして唯一辛うじて「会話ができる程度に」意識を保っていた上級生1名。ほか数名生徒がいたが、彼らは軒並み正気を失っていた。詳細そのものは箝口令が敷かれたが、事件そのものが起きたことは隠しようがない。故に想像するしかない外野は当事者たちの友人、寮の同室者たちを中心に噂に尾ひれがついた話を怪談のように囁きあった。
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