平和に行きましょう。

うめらぎ


「ヨルさんさぁ、カントクセーに興味ないです?」
「無い」
 ちょっとした期待を込めて聞いてみたら、見た目がマフィアの割に結構勤勉なヨルさんは読んでいる本から視線を動かさず、どキッパリと断言されてしまった。
「そこまではっきり言われると逆になんかあったんですかって聞きたくなる」
「逆にアンタが何で知らないのかって話ですよ。オンボロ寮の監督生のやらかした話、聞いてないんですか」
「うーん……学内で起こったことなら思い出せるかも。人のことはあんまり」
「……入学式の次の日、食堂の10億マドルするシャンデリア破壊事件」
「えっマジ?あれ?」
「ハーツラビュル寮寮長オーバーブロット……は、巻き込まれたって話か」
「超イカしてんじゃん。私は興味湧いてきました」
「やめとけって話です。」




「あーユスラちゃんじゃないすか。今1人?珍しいっすね」
「先輩だー、こんちゃす。そうなんすよ、ヨルさん今呼び出しくらって片付けてる所だと思います」
「なるほど。んで、この地面にころがってるのは?」
「名も無き犠牲者AからDです」
「名はあるんじゃないすかね」
「知らないものは無いのと一緒です。知る気がないので、無くて構わないのです」
「ほーん」
「ところで何かご用でしたか?」
「あんたにっつーか、ヨルくんにあったんすけど……いないなら寮の方が早そうかな」
「そーですね、そっちのがいいですよ。戻ってきたら多分荒れてるだろうし、早めに離れた方がいいかも」
「自分は大丈夫って自信たっぷりすね」
「むしろ1番の被害者っていうか……まぁいいや」


ユスラの魔法
言ってしまえば「記憶を曇らせる魔術」
具体的にどの出来事を思い出させないようにするかを伝える。どれだけの記憶かで魔力消費が変わるため、普段使う時はやらかしの5分10分前後の記憶を消している
ヨルの共犯者

ヨルの魔法
影を操り、相手の体を動かす魔法。
これで良く喧嘩の時足を下から引っ張って転ばせたり、一方的にぶん殴っている。まともな使い方をしない
ラギーの愚者の行進と似ているが、ヨルはあくまで「影」を操っている。相手の名前、顔を知り、尚且つ影を踏んでいる必要がある



使い魔持ってる者同士として接触図りたいユスラvs使い魔がどんだけやべぇのか知ってるから阻止するヨルvsダークライ
使い魔は迷宮の神の幼体。マイルドに言ってもクソやべぇ。旧支配者と呼ばれる上位存在の雛なので本来は妖精であっても扱えない生き物だが、とある事情で「預かって育てている」と本人は言っている。ただそれなりに長く付き合っているが、大きくなる兆しはない。

「カントクセーさんと話したいんだけど、いっつもどっかしらにいるんだよなぁ……」
「なんです、何が話したいんですアンタは」
「そりゃ普通に雑談。何食ってんのかなぁとか、普段何して遊ぶのかなーとか」
「あぁ……。別にそれ、監督生でなくてもいいと思いますけど」
「でもなんかこう、気になるんです」





















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