平和に行きましょう。

しま


 そう広い訳でも、住人が多い訳でもない町に新しい顔が増えればすぐに分かる。そしてそれと一緒に、人となりやここにやって来た理由なども風のように流れていく。
 オセがその女を最初に見かけたのは、仕事終わりに酒場へ行こうとハモニカタウンに来た時のことだ。その時はハーバルとギルが忙しなく書類を手に、1人の女と話していた姿を遠くから見ただけだった。ここらで鉱山や酪農に精を出す職とは全く縁のない、都会的な服装だったから妙に頭に残った。

サラ
病んだ小説家。美人だがクマが濃く、煙草を吸う為不健康な様相。
大柄な人が苦手だが無意識で、かつ異性経験が少ないためドキドキ(怯え)が吊り橋効果でドキドキ(ときめき)に誤変換されている。



 サラがこの町にやってきたのはちょっとした休暇だ。少なくともサラ本人はそう思っているし、誰かに聞かれたらそう答えている。
 海と山と草原、それらが揃った穏やかな場所。住民には悪いが、決して賑やかでない所が気に入った。更にここには本屋がない。そうと決まれば、金と少しの着替えを持って別荘へと移り住んだ。




































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