平和に行きましょう。

蘭と山桜桃


「もし先生が先に死んだら、あなたの最期を俺に下さい」
「最期?死体ってことですか?いいですよ」
 それなりに気が狂った提案だったはずが、いとも簡単にあっさりと了承されてしまった。
「あ。代わりにですけど、蘭さんが先に死んだら、蘭さんの体くださいね」
 交換条件まで持ち出された。
 まさか自分たちの体を、こんなおやつの物々交換レベルの気軽さでやりとりすることになるとは。
「……一応聞いていいですか。俺の体、どうするつもりです」
「この間死体を動かす方法っていうのを見つけて。実際動いてたから、自分でも出来そうだったんですよね。出来そうならやってみたいなーって」
「あんた外出る度に訳わかんねぇもん持って帰ってきてるな……」
「蘭さんが私の死後を欲しいなら、丁度いいかなーって思ったんですけど、どうですか?」
「あー……需要と供給がお互い一致していますね……」
「遺体に関しては火葬せずにお互いの所へ送るという遺書か契約書をちゃんと書いといた方が良さげですね!蘭さん、あとで書面作ってくれませんか?ちゃんと血判しましょう、こういうのは」

































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