平和に行きましょう。

興味無い2人


 比較的近い歳同士であるから、と交流を勧められる流れは何となく理解できる。向こうの女の子を囲んでいるのは宇髄レベルの体格に恵まれた男達であるので、下手に近付くとあからさまに警戒されてまともな会話さえ出来ない。だから、同じ子ども同士ならという期待に押されて、女の子の前にいた。
「……こんにちは」
 話す内容など何も考えてないが、とりあえず挨拶だけはする。これなら鬼を相手にする方が遥かに楽だ。なんせ口を利く必要もなく首を斬れば終わるのだから。
 女の子は無一郎へ向くと、青い目をぱちぱちと瞬かせてから、ほんの少し微笑んだ。少し離れた後ろに例の男達がいるが、玉砕してきた他の柱達の時とは違って引き離される雰囲気ではない。どうやら読み通り、無一郎はセーフの枠らしい。
「こんにちは、剣士さま」


「君、鬼を通さない結界が張れるっていうの、本当なの」
「はい」
「ふぅん。どうやるのか教えてよ」
「霊力を込めて、筆で祓詞を書きます。1番強いのなら、血を使います」
「霊力?」
「時々、幽霊が見えるとかそういう人がいませんか」
「ほんとに見えるのか知らないけど、与太話なら聞く」
「ほんとに見える人が訓練して使えるのが、霊力です」
「じゃあ君、幽霊見えるの」
「あんまり見えません」
「それって才能ないってこと?」
「多分そうです。でも、死んだ人が見えてもしょうがないですから」
「それもそうだね」
「剣士さまの刀、以前遠目から拝見しました。とても綺麗な色でした」
「そう」



























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