black
「まって、殺さないで、なんで、わたし、がっ・・・」


「なんでって、私は知りませんよー、依頼した人に聞いてください?」

なんて既にこと絶えたその人に話かける。手元にある血濡れたナイフはハンターの世界では有名なベンズナイフ!!いやー漫画で読んでから1本くらい欲しかったから手に入れた時は嬉しかったなー!

なんてその時のことを思い出しながら、念で作り出したそれを手元から消し去る。

いやぁ本当に便利、この世界に念なんて概念はない。つまりこの女を殺した凶器がこの世界から出てくることなんて一生ない。
素手で殺せばなおさら、死因や凶器が何かすら分からないだろう。

なんて愉快なんだろう。


既に私の暗殺業は軌道に乗ってきている。最初の暗殺を受け持った人が実はそこそこお金持ちの人だったのが大きい。噂は流れ、そした裏の世界の人の耳へ入る、私への依頼は少しずではあるが増え、そして着実に信頼を得てきている。


巷ではひっきりなしに私の事が話題となったニュースが流れていた。
ほぼどのチャンネルをみても内容はあまり変わらない。


「連続殺人犯への手がかり、今だ掴めず」

「見つからない凶器」

「何によって臓器が抉り出されたかが不明」


「ふははははははははは!!!!!!!!!!!最っ高!!だね!!!この何が起きるか分からず混乱して不安淀めいている人の顔みるのは!!」


現場はどこも人の身近な場所で起こしている。

深夜の公園。昼間の暗い路地裏、その人本人の家の中。

さしてどこであろうと私には問題はない。
だってこの世界には人間しかいないもの。絶の気配を感じ取れる人間なんかいない。爪をナイフに出来る人間なんかいない。

それを可能と実証出来ないうちは、この世界の人間は私が殺人犯なんて決めつけること、ましてや見つけたずことすら出来やしない!!


っと、そんなこともね。最近は実は言ってられないんですよ。
この世界で私の平和を脅かすのは探偵や警察の存在だけではなかった。

真っ黒くろすけでておいでー!!なんて思わず歌い出したくなるほど見た目も腹も真っ黒な組織。
「黒の組織」なんとこの世界に来て数ヶ月で目をつけらまいましたーー!パンパカパーン!!!!

あれもそれも、私が偶然依頼を貰って殺した人が組織の末端だったの!!やーだー!!特に情報出ないからまた一般ピーポーだと思ってサクッとやったら懐から出てくる拳銃や盗聴器は発振器の数々!!そして通信機からは何年も前に画面越しで聞いたことのあるドスのある声がそのこと絶えた部下に向かってだろう怒りを含んだ声を出している。


そこでねー!消えれば良かったんだけどね!!つい大好きなキャラの声聞こえたら私のテンション上がってたんだろうね!


「hello nice guy??」

その通信機に向かって声色を変化させ声を発する。ちょっとだけ声貸してねビスケちゃま!


「チッ・・・誰だテメーは」

おぉ怖、声だけで殺気を感じますな!!

「どうも、この人あなたの部下でした?いやぁこっちも仕事でさ、殺さなきゃいけなかった理由で、特に貴方に迷惑をかけようとやったわけじゃないんですよ??でもこんなさぁ!手のつくようなものもの持たせたクッソ雑魚を任務つかせるとかよっぽどこの仕事ラクショーとか思ってたんですね!!」


「テメーが殺したのか?」

おや?絶対ブチギレられると思って楽しみにしてたのに予想より落ち着いてる

「まぁそれが任務だったんでね、こっちも仕事なんで。」

「テメーは何者だ」

「それ言われて素直に正体明かすバカがいると思います??貴方も案外実は馬鹿なんじゃないです?」

っと、おぉ・・・よくそんなデカイ舌打ち出来るな。

「下っ端にそれだけの機器を持たせて、単身で行かせると思ったか?」

小さく笑い声が聞こえたあと、仕返しよのうに馬鹿が、と聞こえてきた、なんだよ存外子供臭いな。

するとこの下っ端くんを殺したこの建物の屋上、その一つしかない入口のほうから階段を駆け上がってくる音が聞こえた。
なるほど保険さんがいた訳か、別に殺せば問題ないんだけど、お金にならない殺しはやだな。


「テメーの面、死に絶えた顔しか見れなくて残念だせ」

「あら悲しいわ、是非とも今度は夜景の見える綺麗なホテルでディナーでもしながら会いましょう?」

そこで通信を切った私は、素早くその建物から飛び降りる。
まぁ5階くらいならとくに物音なく降りられる。からね、絶はしたまんまだったし。とくに見つかることなく逃げられた。



すぐさま去った私は、殺した死体を見つけた仲間が金髪の浅黒い肌をした姿の男性だということを知らなかった。



2/4
prev  next
△