妄想日記
再会 2019/10/09
一目見られたらそれで良いと思っていたし、触れようだなんてそんな傲慢な事思っていなかったのだけれど、やっぱり直ぐそこに君が居るとなれば話は違ってしまうね。
隊の様子とか、わたしの部下はどうしているかとか、ちゃんとご飯を食べてるかとか、わたしが居ない隊舎はどうだった、とか。聞きたい事も話したい事も沢山あったのに何も出て来なかった。
百余年前に君がわたしに向けた拒絶と今君がわたしに向ける拒絶は意味が違うんじゃないか、なんて事を思ってしまって何も言えなかった。怖かった。
あの日、全てを君一人に任せて君の前から消えたわたしの事をどう思っているの。尸魂界に残る事も選べた筈なのに、それを選ばなかったわたしをどう思っているの。
それでもし君が心の底から「これで自由だ」と思えたのなら、わたしはとても嬉しいわ。すこしでも寂しい思いをさせたのなら、もうわたしに君を愛する資格なんて無い。
/破面篇
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