終わりつつある冬休み
▽2020/02/15(Sat)一泊二日の旅行を終えてから、時間の許す限り、彼の懐にいた。あっという間の五日間が終わろうとしている。ささやかだけれど、これ以上は何も要らないような、満ち足りた冬休みだった。わたしは毎夜、気が済むまで酒を呷り、好きなものを食べて、楽しんだり落ち込んだり、気儘に過ごしていた。彼を笑わせたり、困らせたり、気持ちよくしたり、苛つかせたりもした。二人でいる時間の、秒針の進みは驚くほど速く、素敵な夢ばかりを見て、目が醒めては、また眠る。仕事に出掛ける彼を送り出してからのミッドナイトは、柔らかな泥濘で、どこまででも堕ちていけそうだった。
ただひたすらに、一人ではもう生きてはいけない実感に浸されながら、彼の帰宅を静かに待つのが、わたしの新しい幸せになった。ずうっと、続いていけばいいのに。繰り返し、繰り返し、眠りについて、彼に抱き締められて目が醒める、窓から射し込む朝の日差しに目を細めて、キスをして。
少しずつ、だけれど唐突にいっしょくたになってしまった、混ぜこぜの朝と夜、交じり合うことはなかったはずの。体液と共に染み出して、渇いていく。そのゆるやかさは、とても心地がいい。
