玉葱を刻むとき

玉葱を刻むとき

COCO MEMO TEXT

しあわせな今夜、

▽2020/06/22(Mon)眠れば、目が覚めなくてもいい。
わたしは今、じゅうぶんしあわせで、等身大の満足に、さらに満足を感じている。
上手に焼けた、厚切りのヒレステーキ。
焼いているときの、あの気持ちのいい音だけで、よだれが出てくる。
じゅわあっと広がる、和牛ならではの透き通った脂。
水っけのない、きれーな透明。

はあ。ときめきました。
シャトーブリアン、ごちでした。

彼といっしょに食べたくて、頼んだの。いいところで、200gを二枚、って。
ものすごくきれいに、おいしそうなところを取ってくれた。食べるのがたのしみで仕方がなくて、うきうきしながら帰った。
だけど、仕事が入っているから来れないって言うの。
残念だけど、仕方ないよね。
でも今日、仕事で、わたし、いい結果を出せたの。
だから、彼といっしょは叶わなかったけど、お祝いしたんだ。

おいしく焼けて、すっごくおいしく食べられた。
ワインもとっておいて大正解だった。

すごくしあわせなの。
すごくすごく。
誰かを想っていることも、誰かが隣にいてくれることも、わたしの言葉を誰かが聴いてくれているということも。
だからそれ以上は、ない。

がんばったからだよ、って知らなくても言ってくれるのが。
それだけで、救いになるから。

がんばったねって、褒めてくれるかわりに、わたしは慕うの。
もっと知りたいと思うわたしに、手持ちのあらゆるを教えてくれるから、尊敬するの。

誰かを、誰かを、愛していたい。
そうでなければ、きっとわたしは腐ってしまう。
ただでさえ、敵だらけに見える世界なんだもの。
理解してくれるひとが、必要なのよ、誰にでも。

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