ザングース は いうことをきかない!


ザングースは柵に寄りかかって外を眺めている。主人の友人だという女が真面目な顔をして何事かを喋っていたような気がするが、それは理解しなくてもいい類の事なので今日もそっぽを向いて外を眺めている。
主人は「明後日帰るから良い子にしてるんだよ」と言ったが、明後日が来て次の日が来てその次の日が来てもまだ迎えに来てくれない。これはもしや捨てられたか?いいや、あの主人が自分を捨てるなんてありえない話だ。うぬぼれているわけじゃないが、自分はとても愛されているんだから。

「ザングース、聞いて。彼はもう」

良い子にして待っていても来てくれないなら、悪い子になって待ってやらなくなっちまうぞ。

また後ろで女が何かを言っている。泣いているようだが、慰めてあげる余裕がないのだ。メタモンががんばれ。俺はここでもう少し、主人が帰ってくるのを待ってみるんだ。


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