かわいそうなけだま


『ねえアナタ、俺のアナタ。大変だ。警察が来てるよ。ザングースの家だ。彼の大切なあの人はどんな悪さをしたんだ?』

「可哀想になあ…」

『可哀想?警察?あの人?それともザングースの事かい?』

「人って呆気ないよなあ…ザングース、どうなるんだろ。うちでは引き取れないし、な」

『…ああそうか。可哀想なザングース。ねえアナタ、だから俺はアナタより先に死にたいんだ。わかってくれる?可哀想なザングース。とても可哀想だ』

「俺は長生きするからな、心配するなよ」

『よろしく頼むよ。お願いだ。約束だからね』

可哀想な白毛むくじゃら。首輪をつけたすまし顔の彼を思い出して、ハブネークはナマエに擦り寄った。

彼はもう生きてはいけないだろう。


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