数百年後に美化された想い出として聞かされる
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だって俺の装甲ミサイルくらいなら割れない程度に強度あるし…ついでという感覚が強いから、別に彼が心配してくれているような自己犠牲精神を出しているわけじゃない。
でもまあ、そんなこんなで誤解されたり警戒されたりしつつも粛々と訓練をこなしていたらさすがに周囲も慣れてくれるというもので、最近では仲間との連携も取れてきていると思う。庇うことは日常茶飯事だが、はじめてブラー以外の仲間に庇ってもらえた時は俺の後ろに誰かいるのかと二度見したからな。あれは正直ディセプティコンとエンカウントした時より挙動不審になった。
『僕は何だか嬉しい半面どこか寂しい気持ちに襲われている』
『どうした』
ぶすっとした顔で携帯エネルゴンを食べながら、珍しくも比較的短文でつぶやくブラーに聞き返す。最近の彼はどこか不機嫌なようだ。腹でも壊したのか。
『ナマエが正当に評価されていくのは実に喜ばしい事なのに置いていかれるような気分になって素直に喜ぶことができない狭量な自分が嫌になるこれはそう例えるなら僕が一番にみつけた秘密の場所があとからきた者たちに共有財産として世間に表明されたようなそんな気持ちだ腑に落ちないお前たちが来る前からそこは僕がみつけたとっておきの場所だったんだぞと言いたい』
『こんなものは一時的なものだ。悪人が少し良いことしたらものすごく善人に見えたりする、そんな錯覚だろ。このまま受け入れられたらいいが…そううまくは行かないさ』
『その例えは可笑しいナマエはそもそも悪人ではない僕からみたナマエは心配になるくらいのお人好しだもう少し自分に優しく他人に厳しく生きたほうがいいよ』
『すまん』
『でも僕はナマエのそのお人好しなところが好ましい』
ブラーは良い奴だなあ。ちょっと感動したので俺の携帯エネルゴンも口に突っ込んでやる。
人の数倍よく動くからすぐ腹ペコになってしまうとはもうわかっているんだ。口に入れられてしまったから諦めて咀嚼したあと『ほらお人好し言った先からこれだ』と怒っている。ブラーはいつも俺のために怒ってくれているから優しいなあ。
『俺もお前が好ましいよ。ブラーがいるから、他の誰に誤解されようと気にならない。俺はお前がいてくれたらそれで十分だ』
『待って』
プシューと謎の音が出る。どうした!何かトラブルか!慌ててボディチェックをすると『いいからいいからちょっと待って待ってて体内温度が異常上昇しただけだから』と逃げられた。な、なぜだ!風邪か!あるのか、風邪が?!ウイルス…ネットワークウイルスか!!
『医務室に行くぞ!』
『待って!待って!待って待って待ってナマエ待って抱き上げるのはやめて僕のスパークがあああああ!』
『スパークが!?くそ…っ何が起こっているんだ!』
ディセプティコンの攻撃か…?!くそ!ただの訓練生である俺たちに一体何故…!!
『安心しろ!お前は俺が守る!』
『はわわわわわ』
そんなに震えて…っ。すぐに、医者に診せてやるからなー!!
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