丁度、ご飯が出来たところでサッチさんがお風呂から上がってきたので
そのまま夕食にすることにした。
「ナマエちゃんは料理うまいねー」
「お恥ずかしながら、料理は苦手でして……」
「??でも、このパスタうまいよ?」
「これはレトルトだから……」
「レトルト??」
どうやら向うの世界にはレトルトは無いようだ。
「ええと、調理済みの食品を耐熱の袋とかに保存して売られているもので、
お家で温めるだけで食べれるものです。」
「へー。そんな便利なものがこの世界にはあるんだね。」
「サッチさんの世界では毎回1から作っているんですか?」
「そうだよ。因みにモビーあ、俺が乗ってる船ね。
では、俺と4番隊のメンバーが作ってんだよ。」
「サッチさんコックさんなんですか!?!?」
そんなリーゼントなのに。は言わないことにした。
「おうよ。俺の作る飯はうまいんだぜ??
……そうだ!世話になってるお礼にここにいる間、俺が料理するよ。」
「え!?悪いですよ!!」
サッチさんの申し出は正直有難すぎるが、ただでさえ彼は戻り方を探さなくてはいけないのに料理をさせるなんて……
「遠慮すんなって!ナマエちゃんは料理苦手なんだろ??」
「まぁ、はい…」
「それに、キッチンから飛んで来たってことは
キッチンから戻れるかもしれねえじゃん??」
サッチさんはきっと優しさで言っている部分もあるのだろうが、
筋が通っており何も言い返せない。
「じゃあ、お言葉に甘えて……」
そう言うと
「任せてくれ!」
と太陽みたいに笑った。
(明日からのご飯が楽しみ)