生徒会長と新聞部部長とOB01


高校時代の友人から久し振りに連絡が来た。

同窓会か何かの誘いかと思えば、「母校でカルチェラタン存続の危機!」とのこと。


「というか、カルチェラタンって何だったっけか…」


その翌日、仕事の合間に友人の手によって懐かしの母校まで引きずられることになった。








「後輩諸君!今日は頼もしい助っ人を連れてきたぞ!」

「ケント…お前も巻き込まれたか…」


俺より先に連れ込まれたらしい別の友人から憐れみの目を向けられる。

確か、家は建設会社だったか。


そして俺の前には見覚えのある建物と、後輩代表として引き合わされた現生徒会長と現新聞部部長二人の少年。

俺の顔に何か着いているのか、彼らは俺を見た瞬間何故か驚いたように目を見開いた。


「こいつがいれば資金面での心配はまずない!」

「おいおい…俺もあんま金ないぞ。」

「安心しろ、お前の懐は端から当てにしてない。必要なのはお前の人脈だ!」

「あぁ、なるほど…」


そんなところだろうとは思っていたが。

しかし、正直言ってかなり面倒だ。


そもそも文化部に所属していた訳でもない俺には、目の前の部室棟に大した思い入れもない。


何か見返りがあるなら話は別だが、そんなものをいたいけな高校生らに求めるというのも…


「失礼ですが。」


友人に酒でも奢ってもらうかと算段をつけていると、現生徒会長が話し掛けてきた。


「ん?あぁ、水沼君だっけ?何かな?」

「ケントさんは、お姉さんか妹さんはいらっしゃいますか?」

「いや?生憎うちは男所帯だが。」


何故そんなことを聞くのか。

そう不思議に思いながら答えると、水沼君は風間と名乗った新聞部部長と顔を見合わせた。

そして風間君が胸ポケットから何かを取り出す。


「実は、北斗女史からこんなものを預かってきたのですが。」

「北斗?」


どこかで聞いた名前と共に差し出されたのは一枚の写真。

写っているのは、我らが港南学園の女生徒だろうか。


何やら不機嫌そうにこちらを睨んで……




その瞬間、思わず俺は悲鳴を上げそうになった。



嗚呼、ボランティーア!なんて素晴らしい響き!
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(可愛い後輩の頼みだ!何でもやってやろうじゃないか!だからそれは捨ててくれ…!)
(何でも…ではまず、これと同じ格好をしていただけますか?)
(な、)
(男どもの士気昂揚のためにも、ぜひ。)
(はっ?)


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嘘つき、ロンリー。