太古の神々の物語

むかし、むかし


神さま?
そりゃあ勿論、信じていますとも!








「ケント様、」

「ん…」

「師匠連より遣いの者が。」


来たか。

にやりと口角を上げ、青年はゆっくりとその身を起こした。

そして軽く居住まいを正し、招き入れた客人へと向き直る。


「そろそろいらっしゃる頃ではないかと思っておりました。ささ、どうぞそちらへお掛け下さいまし。皆様、ご健勝の」

「御託はいらん。」


愛想に返されたのは無愛想。

だが青年は特に気にした様子もなく、ただ差し出された書状を受け取った。


「では、ご拝見」などと断りを入れ、紐解いてみる。


シシ神。

首。

不老不死。


「…何だ。」

「いえ、何も。」


途中、鼻で笑いそうになりながらも大旨を読み取り、最後の「報酬」の行へ目を走らせる。

反芻。

吟味。


「…あい、分かり申した。」


元あったように書状を丁寧に畳み、己の懐に仕舞い込む。

そして両の手を床に着いて、頭を下げた。


「この話、この『ジコ坊』が承りましょう。」


その口元には終始、笑みが浮かべられたままだった。





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それで、あんたは幾らで売れるんだい?

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嘘つき、ロンリー。