これまでの話




移ろいゆく時の中で、変わるものもあれば変わらぬものも、ある。


「村を出る?俺がか?」

「じいじ達が心配していた。」

「何でまたそんな話に…」

「時々あるそうだ。そなたのように執着心の薄い若者がある日、突然いなくなることが。」

「執着心、ねぇ…そんなつもりはさらさらないんだがなぁ。」


食の好みに、色の好み。

得意とする得物は、またその反対は。


「でも、まぁ…別に俺がいなくなっても大丈夫なんじゃないか?村にはまだお前がいるんだし、何の心配も」

「そなたがいなければ意味がない。」



考え方も、感じ方も。



「…じいさま達の杞憂だ。村を出るつもりなんてないさ。」

「本当に?」

「あぁ、だってここにはお前がいる。」



そして―…




「俺達、友達だろ?」

「…そう、だな。」




同じ村の同じ年頃の同じ性別の、青年が二人。


さて、若き二人のそれは、一体どちらであろうか。





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(ちくりとした胸の痛みさえ、)
(七生後も、ずっと、きっと)


そして、“これから”の物語は―…

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嘘つき、ロンリー。