これからの話

真夜中の話


話の途中、思わずもらした欠伸に聞こえてきた苦笑。

気付けば傍らのアカシシらも静かな寝息を立て、すっかり夜も更けていた。


「先に休め。今宵の番は私がしよう。」


肩でも貸そうか、なんて微笑むアシタカに髪を撫でられ、その甘い誘いに乗りそうになる。

だが、ふと我に返った。


「お前…そう言って、ここ最近ずっと火の番をしてないか?」


くにを出た当初はまだ交代でやっていたはず。

うっかりしていた自分が言うのもなんだが旅は体力勝負、休める時に休んでおかなければならない。

そう言い募ってはみたものの、アシタカは「私に構うことはない」と笑うばかり。


「不思議と眠気や疲れをあまり感じないのだ。」


その理由は、何となく解っている。


「…いや、やはり今日は俺がする。」

「ケント。」

「俺ばかり寝顔を見せるなんて不公平だろう。たまにはお前の寝顔が見たい。」


大丈夫、襲いはしないさ。

なんて茶化して肩を竦めてみせれば、困り顔のアシタカ。


あと、もう一押し。


「なんなら膝でも貸そうか?」




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お望みとあらば、この全てを。


(貸すも何も、すでにあなたのものですけれど)


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リクエストありがとうございました!

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嘘つき、ロンリー。