▽悪男SS▽小一郎と同級生


「なぁ、コイチローくん。キュウちゃんなんかより俺の方が好きだよなぁ?」

「なんかって何だよ、おい。というか、小一郎は俺を選ぶに決まってんだろ!なぁ、小一郎!?」

「……………」

「ほら、見ろ!この顔は「そうだ」って言ってる!」

「えぇ?ウッソォ?てか毎回思うけど、キュウちゃん絶対自分の都合のいいように解釈してるだけっしょ?それ。」

「あぁ?この俺が小一郎のこと分かんねぇ訳ねぇだろうが!」

「ね、コイチローくん。俺のこと、好きだよね?」

「……………」

「コイチローくん?…あ、ラインきた。ごめん、ちょっと俺行ってくるわ。」










「……ったく、小一郎。いくら鈴蘭とはいえ、学校でいきなりアレはないぞ。それに段取りってのも大事だ。まず告白して、デートを重ねて、それからだなぁ…」

「…………」

「はぁ?告白は向こうからされたし、デートはもう何回もしてるって?いいか?アイツの『好き』は誰にでも向けられてるし俺だって言われたことあるし、お前の言うデートはただの下校の寄り道でほぼ俺同伴じゃねぇか。そうなると俺にだってアイツとヤる権利はあるってことに」

「……………」

「…え?あ、いや、俺は別にそんな気は全然ないぞ!?ただお前の理屈は俺にも当てはまるって言いたいだけで……おい?おい?何だよ、その手は…ちょ、待てっ!小一郎っ!早まるないだっ!!?」


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小一郎の真意は不明ですが、一切話さない小一郎を勝手に通訳する久太郎のコンビが大好きです(笑)

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嘘つき、ロンリー。