ドラケンと告白魔04


※原作軸過去(東卍)。







何度だって言いたいが、俺はドラケンこと龍宮寺堅のことが好きだ。


が、今日は三ツ谷から助言と、とあるアイテムを貰ったため、折角なので少し趣向を変えてみることにした。


ら、ドラケンは俺の部屋に入った瞬間、何故か頭を抱えたまま動かなくなってしまった。


「ドラケン?どうした?」

「…オマエ、それ…」

「おう!イエスノー枕だってよ。なんか三ツ谷がわざわざ作ってくれたから、ありがたく使わせてもらおうと思ってさ。」

「………」


ドラケンが「それ」と指したのは俺の布団の上に置かれた枕だ。


表はピンクの生地に赤い字で「YES」、裏は水色の生地に青い字で「NO」。

そして周りをフリフリの白レースで縁取った、むやみやたらと可愛らしい仕様になっている。


中身もフワッフワの綿らしく、柔らか過ぎて枕というよりはクッションに近かった。

俺としてはもう少し固めが好みだったため、出来ればもみ殻かパイプに変えてもらえないかと頼んでみたものの、何とも言えない微妙な表情をした三ツ谷に断られてしまった。


『とりあえず一回、それで試してみろよ。』

『つまり、たまには黙って、これ使ってドラケンと会話しろってことか?押してだめなら引いてみろって感じ?』

『いや、もう黙って押し倒されとけって感じ。』

『え?』


最後の方はよく分からなかったが、「ドラケンには意味通じるから大丈夫だ」と言われた。

いや、流石に俺だってイエスが「はい」でノーが「いいえ」だってことぐらいはちゃんと知っているんだが。


「…それで?」

「ん?」

「それ、どうするつもりだ?」


ようやく再起動したドラケンの方を見ると、元々鋭い眼光が何故かさらに鋭くなっている。

まるで獲物を狙う狩人のそれだ。

どうやらまた怒らせてしまったようだが、今回俺はまだ何も言っていないので、その矛先は多分三ツ谷だろう。


何がまずかったのかは分からないが、きっと三ツ谷も俺達のために良かれと思ってくれたのだ、ならばここはその友情に応えなければ。


「はい!じゃあ、これ持ってくれ。」

「…………」

「んで、今から俺がする質問にイエスかノーで答えて下さい。」

「…………」


無言で枕を受け取ったドラケンは少しの間それを見下ろしたかと思うと、そっと溜息を吐き出した。

その様子を見て、俺は気を取り直すように一、二度咳払いをし、


「それでは、ドラケンこと龍宮寺堅くん!」

「何だよ、改まって…」


目が合った瞬間、ほんの少し緊張した。






「俺のこと、好きですか?」






一拍後、顔面にボフッと飛んできた枕。

寸前まで見えていたのは「YES」の文字だったが、たまたまその面がこっちを向いていただけだろうか。





言葉にできない

(いや、待てよ…ドラケンの方から見た場合は「NO」になんのか…?あれ?)
(……もういいから、さっさと寝んゾ。)


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嘘つき、ロンリー。