マイキーとヨメ(仮)04
※原作軸過去。
※マイキー→→→→→←←男主。
周りから「ヨメ」だ何だと言われる度に、玄兎は微妙な心境に陥った。
マイキーからの過剰なスキンシップに困惑したりもした。
だが、それだけだった。
正直、玄兎は現状について楽観視していた…というより何もかも本気にしてはいなかった。
そもそもマイキーも玄兎も男で、互いにそういう対象になりえるはずがない。
ただ向こうはふざけて遊んでいるだけで、放っておけばその内に飽きて解放してくれるだろう、と。
それに東京卍會なんて不良グループだが、話してみればそう悪い連中ではなく、マイキーに対しては借りもある。
だから、もうしばらくはこのお遊びに付き合ってみようかと、そう考えていた矢先のことだ。
「お近づきの印に…」と差し出されたそれを口にした後、玄兎には昨夜の記憶がなかった。
何故目が覚めると見知らぬ部屋の、馴染みのないベッドの中にいるのか。
何故マイキーと二人、下着姿で横たわっているのか。
訳が、解らなかった。
「…っ…、…?」
頑張って記憶を掘り起こそうと試みると、途端に頭に鈍い痛みが走る。
そこでふと、ようやく玄兎は自分がマイキーの腕を掴んでいることに気付き、慌ててそれを外したが、当のマイキーはよく眠っているらしく起きる様子がない。
代わりに突然部屋のドアが開き、玄兎はそちらに驚いてしまった。
顔を覗かせたのは、最近顔馴染みになった東卍の副総長。
「よう、起きたか。」
「、ドラケン、くん…?これは、一体どういう…?」
「やっぱ覚えてねーか。あの後、アンタをそのまま家に帰す訳にもいかなくて、オレんちに泊まらせたんだよ。」
それでここまで来る途中に、まぁ色々とあって、マイキーもアンタも服が汚れちまったから今全部洗濯に出してる。
と説明するドラケンに、聞けば聞くほど玄兎は頭痛が酷くなっていくのを感じた。
覚えていないのも勿論怖いが、思い出すのも怖くなってきた。
「起きたらマッパでビビったかもしんねーけど、そういうわけだからマイキーは何もしてねーよ?安心してくれ。それだけはオレが保証する。」
「……ドラケンくんがそう言うなら、そうなんだろうな…色々と迷惑かけたみたいで、本当、ごめん。マイキーくんにも謝らないと…」
「とりあえず、マイキーが起きる前に何か着とけ。でないと今度こそ襲われんぞ?」
「……………」
「適当に何か持ってきてやっから。」
「……本当、何から何までありがとう。」
顔色悪く頭を下げる玄兎に「水も必要だな」と苦笑しながら部屋を出ようとしたドラケンだったが、ふとその足を止めた。
「あぁ、そうだ。一つだけ、」
言い忘れてた、と振り返ったものの、玄兎はそれに気付かなかったらしい。
未だ隣で眠り続けるマイキーを見下ろして、恐る恐るその髪を撫でる姿を見たドラケンは少し考えた後、「まぁ、いいか」と口にしかけた言葉を飲み込んだのだった。
生殺し執行後
(ひとりにしないで?ずっとそばにいて?いっしょにねよ?)
(そんな「お誘い」にマイキーもあれだけ我慢したんだ、)(ご褒美にキスのひとつぐらい、勝手にもらっていても別に構わないよな?)
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こっそり悪男祭より。
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嘘つき、ロンリー。