美藤と幼馴染03(+春道)


※キャラが女の子化している『クロ/ーズLadies』からの異世界トリップ?
※苦手な方はご注意ください。











女友達がみんな男に変わるという、不思議な現象に驚きはしたものの、それでも変わらない子は変わらないんだなぁ…なんてしみじみ思ったりもした。


その最たる例が春華ちゃんだろう。


春道くんとなった今も、金髪にスカジャンの男好き…ならぬ女好き。

軽そうな性格に見えて、でもいざという時には誰よりも熱く、誰よりも頼りになる男前だ。


そして何より、『この街最強』という称号も変わらない。


だから、



「いやぁ…本当、すごいなぁ…春道くん…」

「ダッハハハハッ!そーかそーか!ようやく君もこの私の魅力に気付いたというわけかね!」

「魅力…というか何というか…」

「照れるな照れるな!ハッハハハハッ!」

「あは、あははははっ…」


バシバシと叩かれる背中はかなり痛い。

だけど当の春道くんはすごく嬉しそうで、とりあえず俺も一緒になって笑うしかなかった。


思いっきり引き攣ってしまったけど。

先程の光景が脳裏に焼き付いて離れないんだけど。


(不思議能力とかじゃなくて、マジもんの殴り合いとか…!)


数分前の、某コンビニ前駐車場にて。

美藤くん九能くん二人を、比喩ではなく本当にぶっ飛ばしてみせた春道くん。


と、そこで俺はふと嫌なことに気付いてしまったんだ。


確かに以前の彼女達もなかなか暴力的だったが、少なくともそれが異性である俺に向けられることなんてほとんどなかった。


それが今、同性と化した今。

その拳はいつこちらに飛んできてもおかしくない、のではないか…?


(!?違う!全然違う!やっぱり女の子の方がいい!断然いい!)


いつか自分も、彼らと同じ運命を辿ることになるかと思うと震えが止まらない。


「ん?どーした、玄兎?カゼか?」

「いやぁ…あはははは…」


とりあえず、春道くんだけは怒らせないようにしようと俺は心に決めたのだった。








追追伸、ホームシックです。

(…あれ?ところで俺は今、どこに連れて行かれてるんだ…?)

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嘘つき、ロンリー。