Bow-WoW!
#01
「ちっ…こんなことなら、ポチに頼みゃあ良かったぜ…!」
『戦利品』と称して便利屋さん達が連れてきた女に、怒り心頭のチャドさん。
その吐き捨てられた言葉にウォリックさんが反応し、つられてニコラスさんが立ち止まる。
またパトカーを蹴り上げられたら、と思うと内心ヒヤヒヤしてしまった。
「ちょっ、チャドさ」
「そりゃねぇよ、チャドさん。」
「あぁ?」
「俺らだってちゃんと掃除はしたし、『戦利品』は最初から約束してたっしょ?」
それにポチくんに女はヤれないだろうしねぇ?
そう言って肩を竦めるウォリックさん。
その隣で何やらニコラスさんが手を動かしていたが、残念ながら何を言っているのか分からなかった。
それを横目にウォリックさんが笑う。
「だよなぁ、ニック。」
「あのワンちゃんが言うこと聞くのはご主人様だけだぜ?」
----------------
(…ポチ……?)
そして話についていけない『戦利品』が一人、不思議そうに首を傾げるのだった。
*前次#
戻る
嘘つき、ロンリー。