未来トランクスと悟飯の友人01


「トランクスさん!」


やや高めの声。

聞き慣れない敬語。


少し見上げていた視線は、少し見下ろさなければ目も合わなかった。


「また来て下さい…って気軽には来れませんよね。」


ただ、そう言って苦笑する姿だけは自分の記憶にあるものと重なる。


「白兎、さん…」


人造人間を倒し、セルを倒して、その報告も終えた。

これ以上の過去への干渉は必要ないのだけど、



『どうした?トランクス。』



もう二度と過去には戻らないと、そう出発前にした決意があっさりと揺らぐ。


そんな弱い自分を叱咤しようとして、でもつい甘やかしてしまった。


「…そう、ですね。エネルギーの充填に時間がかかりますから。」


もう一度。
あと一度だけ。

ようやく掴んだ平穏をこの人の傍で過ごせたら、無くしたものを取り戻せるだろうか。


「待っててくれますか?」



『ここで待ってろよ?』




いつかの自分がされたように、その幼い頬に手を添え、問い掛ける。

言葉の真意を測りかねているのか、幼い白兎さんは不思議そうに数回瞬きを繰り返し、そして笑った。





夢見月に何想ふ

今だけは
独り占めさせて


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嘘つき、ロンリー。