未来トランクスと悟飯の友人02


「トランクスさん。」


呼んでから一瞬、間が空いた。

俺を見上げる幼い目が不思議そうに数回瞬く。


「……『さん』?」

「え?あ……っ」


ついにやっちまった。


指摘されて、ようやくそれに気付く。

「変なのー」と笑うトランクスにつられ、ごまかすように苦笑した。


「悪い…それでトランクス、悟天を知らねぇか?さっき悟飯が探してたんだけど。」

「あぁ、悟天なら―…」


話を逸らせば、簡単に乗って来るトランクス。

その姿はやはり年相応に幼くて、それでも俺は未だに時々敬語を使いそうになる。


(悟飯の奴、よく普通に接せられるよな…)


一度本気で聞いてみたら、「それだけ白兎の方が長くあの人の傍にいたからじゃないかな」と笑われたことがあった。

その答えに納得したような、していないような。


「サンキュ。そっちに行ってみるわ。」

「ううん。その代わり、また修行を付けてくれよな!」

「おう、いいぜ。」


そして自分より幾分下にある頭を掻き撫で、その場を後にした。



『白兎、さん…』



(トランクスさんは…もう、『過去』を乗り越えたんだろうな…)


未来からの来訪が途絶えたのは、つまりそういうことなんだろう。


どこか泣きそうに笑っていたあの人は多分、俺に『未来』を重ねていた。



『待っててくれますか?』



今の、俺のように。



(…俺もいい加減、前に進まねぇとな…)


とりあえずトランクスの背が俺よりも高くなったら、「俺の初恋はお前だった」と教えてやろうと思う。







でももう少しだけ
余韻に浸らせて


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IMG song by//RA/DWI/MPS


アンケートより。
リクエストありがとうございました!


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嘘つき、ロンリー。