【先達はかく語りき】04
「…じえいたい?」
「あぁ。」
「じえいたいって、え、あの自衛隊?」
「まぁ、そうだな。」
「自衛隊って…自衛隊?」
「そんなに信じられないか?」
「いや、だって…普通、進路を聞いて『自衛隊』って返されるなんて誰も思わねぇだろ。」
「前々から興味はあったんだ。」
「全然知らなかった……侘助も、何かやりたいことがあるってどこか大学決めてるみたいだし…」
「へぇ。」
「でも、そっか…三人ばらばらになっちまうんだな…」
「…そうだな。」
「なんやかんやで今までずっと一緒だったから、なんか妙な感じがするわ…ていうか俺だけかよ、まだ何も決まってないの。」
「白兎も進学するんだろう?」
「そうじゃなくて、お前らみたいにやりたいことがないって話。」
「これから探せばいいじゃないか。大学で見付かるよ、きっと。」
「だったらいいけど…あーあ…」
「…もし、見付けられない時はさ。」
「ん?」
「迎えに行くよ。」
「うわ、余裕があるやつの台詞だな。」
君の友をそのすべての欠点と共に愛せ。 「イタリア格言」
(それは勿論。)
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嘘つき、ロンリー。