日向と他校バレー部員
※元ネタ。
最近成り行きでおトモダチになった翔陽くんは、どうも何か誤解しているらしい。
っていうより、ちょっと俺に対して夢を見すぎなんだと思う。
「…あのさ、翔陽くん。」
「お、俺はいつでもいいぞ!」
「…いや、えっと…」
「サッコーイ!」
「……えっと…」
こちらを見上げてくるその目は相変わらずキラキラと期待に満ち溢れていて、眩しすぎて辛すぎる。
そして、そんな部活みたいなノリで言われても「よし、行くぞ!」とはならないからね、俺。
むしろ「練習?面倒だなぁ」っていう人種だから、逆効果でしかないからね、それ。
「白兎!早く早く!」
「っ、あー…」
翔陽くんが何をそんなに急かし、俺が何をそんなに躊躇っているのかと言うと、事の発端はほんの数分前に遡る。
たまたまお互い部活の休みが重なり、じゃあ遊ぼう!と誘われて二つ返事を返したところ、待ち構えていたのは見慣れたバレーボール。
えぇ、巧妙な罠でした。
と少し遠い目をしつつ、しばらく翔陽くんの練習に付き合っていると、翔陽くんがぽつりと呟いた。
『お前の目線、体験してみたいわー。』
…いや、これはつい先日、某先輩が言ったことなんだけど、内容は大体そんな感じ。
ちなみに先輩の時は、先輩命令という理不尽な権限で強制的に肩車させられました。
で、今翔陽くんが要求しているのは、
「高い高い、はちょい厳しい、かな…」
だから俺に向けて、何の疑いもなく真っ直ぐにその両腕を伸ばすのは本当止めて。
本当、切実に。
え、何そのブーイング。
「えー」って言いたいのはこっちですよ、翔陽くん。
ちょっと冷静になってよく考えて。
身長差はあるけど、俺達同い年。
翔陽くんは確かに小柄だけど歴とした高校生だし、俺だって身長はあるけど少し前までは普通に中坊だったんだ。
つまり?
確実に腕がプルプルします。
(長身ノットイコール怪力)
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嘘つき、ロンリー。