『飽きた』
山姥「早すぎる」
『あと何問?』
山姥「玖拾問」
『うへぇ〜…』
拾壱:字は書けますか?達筆ですか?癖字ですか?
字を書くのによく使う、筆記用具は何ですか?
『書ける。癖字』
山姥「斜体掛かってるな」
『んー、というよりも紙を斜めにする分斜体になるんだよね。普通に書くと右上にズレてくから紙を斜めにして調整してる。で、よく使う筆記用具はボールペン』
拾弐:職業は何ですか?
副業は持っていますか?
『審神者』
拾参:職場の人間関係には恵まれていますか?
『人間関係ねぇ…。ま、特別部隊だけなら恵まれてんのかな』
山姥「政府は?」
『論外』
拾肆:今の仕事は自分に合っていると思いますか?
どんな時にそれを感じますか?
『どうだか?続けられてんだから合ってるのかな』
山姥「苦に感じることは無いのか?」
『政府の無茶ぶりは苦だね。まぁでもその無茶ぶりで特別部隊が作られてクロちゃんたちにも会えたんだから、皮肉だけど良かったことなのかな』
拾伍:今、誰と暮らしていますか?
家族構成を教えてください。
『刀剣男士。今何人だっけ?』
山姥「髭切が来たから…二十八。あんたを含めて二十九だ」
『あと一人で三十か…。誰が来るんだろうな』
山姥「さぁな。で、家族構成は?」
『構成…うーん……。親子?』
山姥「お、おやこ…」
『子沢山の父子家庭が浮かぶんだけど?年齢的にはお前らの方が上だけどさ、うちってやんちゃなのが多くないか?今剣とか秋田はまだわかるけど、獅子王とか鶴丸、膝丸とか…』
山姥「(確かに…)」
拾陸:今住んでいる家の様子を
差し支えない程度に教えてください。
『様子…。不満が出てこないんだから快適…あ、待てよ…』
山姥「?」
『部屋に一台ずつエアコンが欲しいな。体温感知できるやつ』
山姥「は?」
『あとこの人数で洗濯機は二台でも足りない。着物嵩張るし最低でも十は欲しい。んで、調理器具もこの際だから全部新調させて、中華鍋が欲しかったんだよなぁ〜』
山姥「…真黒が泣くからその辺にしといてやれ」
拾漆:あなたが日常的に個人的に使う場所は
整頓されていますか?
掃除や整理整頓は得意ですか?
不得意ですか?
『日常的に個人的…』
山姥「厨か」
『しかないよね。俺暇さえあれば何か作ってるし、俺の部屋も同然。整理整頓もバッチリ。夕飯何が良い?』
山姥「……オムライス」
拾捌:特技(特殊能力)は何ですか?
『剣術と料理』
山姥「あんたの飯は何杯でも食える」
『はは、サンキュー。クニは山盛り食ってくれるから作り甲斐があるんだよね』
拾玖:賞(賞状・勲章)をもらったことは
ありますか?
『無いね。そういうのとは無縁だったし』
山姥「"やんちゃ"してたんだもんな」
『そうそう!迷惑はいっぱいかけてきた!』
山姥「胸張って言うな」
弐拾:免許、資格を持っていますか?
『運転免許はある』
山姥「ああ、そういえば資格取りに行ってたな」
『真黒先輩に言われたから仕方なくね。本丸にいる内は必要ないんだけど』
山姥「じゃあ何のために?」
『現世に行った時に使うかもしれないからだってさ。まぁ運転免許ならあって損は無いしね。今度クニも乗るか?』
山姥「遠慮しとく。あんた絶対やんちゃするだろう」
『大丈夫だって!現世には高速道路ってものがあるし、時速100kmなんか怖くないって!』
山姥「何を言ってるのかわからないが絶対嫌だ!」