壱:真名とその由来は?
審神者登録名(渾名)も教えてください。
「審神者の真名なんて、もう政府で管理してるだろうに…」
「耳塞ぐか?」
「いや、今だけ結界張った。クニは真名知ってるし良いだろ。篠坂優雅(しのさか ゆうが)。由来なんか知らないね。審神者登録名は瑪瑙(めのう)。こっちの由来は翡翠に聞け、と」
「は?翡翠?」
「養成所であいつに名付けられたからさ。自分で考えてないからわかんない。嫌いな響きじゃないからそのまま名乗ってるだけ」
「…………」
弐:性別と年齢を教えてください。
「男。今年で…えーと…、いくつだっけ?」
「自分の歳くらい把握しろ。今年で二十五」
参:生年月日はいつですか?
「2251年、5月4日」
肆:あなたの国籍は?
「日本」
伍:今、どこに住んでいますか?
そこに対してあなたはどんな印象を
持っていますか?
「どっかのえらーい政府が作ったどっかの空間。美濃国の本丸」
「適当過ぎるだろう」
「って言っても事実だし?印象は…まぁ居心地は良いね。お前らがいるから」
「……、そうか」
「喜んでる」
「うるさいっ」
陸:出身地はどこですか?
いつまでそこにいましたか?
そこに対してあなたはどんな印象を
持っていますか?
「えー、出身?」
「答えたくないのか?」
「そうだな…。どっかの誰かが母親でその人から生まれたんだから、出身は母親の腹になるのかな?印象は何も残ってないね」
「…………」
漆:あなたの髪の毛、瞳、肌は
それぞれ何色ですか?
「髪と瞳は赤茶。肌は肌色」
「肌色って…それは当然だろう」
「だってそれ以外言いようが無いしな〜。青でも赤でもないし、肌の色なんだから肌色だ」
捌:あなたの外見上の特徴を体格、
顔つき等の面から五つ前後挙げてください。
「五つね…。クニ、五つ」
「お、俺か!?……赤毛。…優形。…華奢なようで思いの外筋肉質。…手はマメだらけ」
「難しいよね、俺の外見そこまで特徴無いし。あともう一つは?」
「……右目隠し」
「普通先にソレ出てこない?遠慮してる?」
「そうではないが…」
「政府はコレ知ってんだから遠慮しなくて良いよ?」
「…………」
玖:あなたの外見上以外の特徴を身体能力、
持病等の面から五つ前後挙げてください。
「またか、五つ好きだねぇ。んーと…、視力1.0。右利き。一番優れてんのは味覚。身体は動かせる方で、持病は無し」
「…………」
「どうした?」
「いや、あんた一人だけの身体能力聞くと普通より優れてると思うんだが…」
「…ああ、あの三人といると俺霞むんだよね〜。良いんじゃない?平凡が一番さ!」
(平凡とも違う気がする…)
拾:あなたが普段喋っているのは、
どんな言語ですか?
公私等で使い分けているならば、
それぞれどう使い分けていますか?
「普通のタメ口。時々乱暴に崩してて、我を忘れるとやんちゃしてた頃に戻る」
「差が激しすぎる。どっちかには出来ないのか?」
「無理無理、どっちの言葉遣いも意識してないしね。ま、乱暴な口調を聞きたくなかったら俺の気を逆撫でさせないことだ。ああ、お前たちは大丈夫だよ」
(本丸にいる内は安全か…)