──おまけ
「…クロネコ、気づいてんじゃね?」
「え?そうなんですか?」
「だろうなー。あの子めちゃくちゃ気配に敏感だし」
「まぁその場にいるのといないのとでは違うものだ。妹と二人きりの時間も作ってやらねば、主の気も滅入ってしまう」
「…二人きりねぇ。あの懐に入ってるヤツは良いのかよ?」
「おっと、それこそ気づいてたのか。驚きだぜ」
「嘗めんなよ?俺だって気配には結構鋭い方だ」
「主の場合は視えるんですよ」
「視える?」
「刀剣に宿ってる審神者の霊力が光になって視えるそうなんですよ」
「ほぅ?それはお主の特殊な能力というやつか」
「まぁな。視えすぎっからあんま好きじゃねぇけど。…んで、あそこにいんのは邪魔になってねぇのか?」
「まぁあいつなら大丈夫だろう。主が一番安心できる奴だからな」
「政府に連れて来れる刀剣男士は一人か二人なのだろう?ならば懐に忍ばせるしか方法が無いからな」
「一つ聞くが、お前ら二人の内どっちかが留守番すりゃあ…」
「「それは嫌だ」」
「即答ですね」
「やっと主と外出できるってんだからこの座は誰にも譲らないぜ!」
「うむ。俺も孫が増える日を心待ちにしていたのでな。そう易々とは引き下がれん」
「…どんだけクロネコ好きなんだよてめぇら」