玖拾壱: 薬研になんですが、もしもクロさんに他の男
    (他審神者、本丸刀剣、他本丸刀剣)が
    言い寄っているところを目撃したら
    どうしますか?(壁ドン、抱き合い等)


「柄まで通」

「しちゃダメです」

「ははっ、冗談だって」

「目が笑っていませんしその背負ってる黒いモノ何ですか…」

「気にすんな!
ま、どこの誰だろうと大将が嫌がってたら助けに入るな、当然。でも大将が望んでるようだったら…」

「?」

「…幸せになってくれと願って、俺っちは消えるかな」

「!ダメです」

「へ?」

「薬研が消えるのは絶対ダメです。本丸の刀剣たちにされたら家族として受け入れますが、他の男なんて全否定します」

「ぜ、全否定って…何もそこまでしなくても良いだろう?」

「します。…もしもそのせいで薬研が消えてしまうのなら、私ももう何もする気にならずに消えるでしょう」

「は?え?」

「想像ですけど、誰かと話しても楽しめることは無く…、やっと…僅かに覚えた笑顔も、感情さえも無くしそうです。今でも忘れがちな飲食だって薬研がいなくなれば誰からも構われず、更に飲まず食わずでいればやがて冷たくなって静かに消滅…」

「!!?ダメだからな大将!!俺っち絶対に消えねぇからな!?」

「それなら安心です」←微笑

(絶対折れねぇ!!)





玖拾弐:クロさんの戦闘力はどのくらいですか?
    もしかしたら敵の大太刀や薙刀、槍も
    一人で倒せちゃったりしますか?


「倒せるんじゃないでしょうか。槍はまだありませんが、二度目の出陣で大太刀は倒しました。薙刀もありませんけど、岩融の素振りを見ていてどんな振るい方なのかは学びましたから、たぶん避けられますし隙も突けそうです」

「…見ただけでってのがすげぇよな、やっぱ」

「よく観察すればわかるものですよ。私は生身の人間ですし、その辺をちゃんと見ておかないといつ首を取られるかもわかりませんから」

「…そうだよな。大将が重傷負ったらすぐには治らねぇもんな。戦闘力はもう測りようがねぇし、これから先の戦いを見て判断するしかねぇな」





玖拾参:刀剣男士が子どもになった!!
    どうしますか!?


「いや、ならねぇからな?」

「わかりませんよ?世の中には呪いというものもありますからね。薬研だっていつか赤子になる日が来るかもしれません。人間だって呪われることもありますから、私にも何か起こることがあるかもしれませんし」

(…大将が言うとなんか怖ぇ…)

「薬研たちが子供になってしまったら、勿論育てますね」

「大将は子供好きか?」

「さぁ?たぶん嫌いだと思います」

「えっ?」

「具体的に言うと節度を守っていない子供は好きになれませんね。苦手です」

「ああ、親の教育がなっていない子供とかか?」

「はい。注意されても聞かない子供なんて特に…。更に言えば、″子供だから仕方ない″という理由から注意をやめる親は嫌いですし、そのまま大人になって好き勝手する人はもっと嫌いです。そういう人ばかりが周りにいたから、私に苦手意識が生まれてしまっているだけなのかもしれませんが…」

「(嫌悪感が半端ねぇ…)
教育の行き届いてる子供なら?」

「しっかりした子だと感心しますし、普通に遊び回っている子を見るのは可愛いと思います。もし薬研たちが中身まで子供になったのなら、教育からちゃんとさせるつもりです」

「大将って厳しそうだよな…」

「そんなことありませんよ。世間で通じるくらいの常識を持ってくれれば十分です。あとは本人たちに任せます。縛りたくはありませんからね」

「(…大将が不自由だったんだもんな。そりゃそうか)
万が一の話だが、大将の言うこと聞かない奴がいたらどうする?」

「……一生懸命育てて…それでもダメだったなら…」

「…………」

「泣きます」

「泣…っ!!?」

「言うこと聞いてくれないということは、″嫌だ″と言われている…ということでしょう?嫌われたも同然ですし、その時は夜一人で部屋に籠って静かに泣きますね」

「たいしょ…」

「泣いてスッキリしたら翌日からまた教育し直しますけど」

「へっ?」

「教育の仕方なんて子供の数だけあります。たまたまその教育が合わなかっただけなのだと反省し、別の方法で言い聞かせます。子供だろうと負けてやりません」

「こ、子供相手にも滅茶苦茶本気だな…。
(目に炎が浮かんでるぞ…)」

「それは勿論ですよ。子供を教育するということはつまり″親になる″ということです。子供が胸を張って自慢できる親になりたいじゃないですか」

(…すげぇ。こんなとこでも負けず嫌いが発揮されるとは…)





玖拾肆:刀剣乱舞がアニメ化決定しましたよね!
    それについてクロ様がどう思ってるのか
    聞かせてください!


「″録画必須″です」

「…………」

「…………」

「…………」

「………?」

「……って、そんだけか!?」

「それ以上の言葉はいらないでしょう?薬研だってテレビに映るかもしれないんですよ?大変喜ばしいことではありませんか」

「あー……。因みに大将、自分のことは?」

「私は影でお茶飲みながら見てます。終わっても録画したものを何度も見ます。そのうち話していた言葉まで覚えてしまうでしょうね」

「ほ、他の本丸の俺っちでも恥ずかしいからやめてくれ!!」
↑赤面

「嫌ですか?」

「嫌だ!!」

「………では、薬研がいない時にこっそり…」

「一緒だッ!!!」





玖拾伍:刀剣方に質問です。
    クロさんの過去を聞いてどう思いましたか?
    自分の中で何か変化はありましたか?


「薬研、すみませんが聞いてきてください」

「大将は行かねぇのか?」

「本人が前にいては言いにくいかもしれないでしょう?良くも悪くも正直な回答を記入して頂きたいので」

「(悪い回答はねぇと思うが…)…わかった」





「…ってわけだ。短刀、脇差、打刀、太刀、大太刀、薙刀、それぞれ代表で答えてくれ」

「わかりました!じゃあぼくからいきますね!
…あるじさまのかこは、きいててすっごくつらくなりました。それで、いたいおもいをたくさんしているのに、まえをむいてひとりでずっとがんばっているあるじさまのおちからになりたいっておもいました!」

「そうだな。じゃ、脇差は鯰尾の兄貴…」

「俺だね。主が過去を語っていた時、正直なところそんなに不幸が続く人間がいるのかって思ってた。でも、あの首の…チョーカーだっけ?を見て、本当のことなんだって悲しくなった。俺も今剣と同じ、そんな過去を背負っていても凛とした姿勢でいる主を支えてあげたいって思ってるよ」

「次、打刀からは大和守」

「うん。僕はシロのお見舞いに行って少し予想してたよ。お墓参りで両親が亡くなってることも、義理の両親からの暴言も…、悲しいのも辛いのも耐え抜いてシロを守る主は強い女の子だって思った。でも主はそれが″普通″になってしまっていて、本当にやりたいことも僕らが知ってる女の子みたいな欲すらも見えていない。それはシロも同じだね。僕はそんな二人がしっかり手を繋いで笑って生きている姿が見たいって思った。本丸に二人揃ったら、うんと我儘言わせてあげたいよね」

「ああ。特に大将は我慢し過ぎなところがあるからな。そんじゃ、太刀は鶴丸の旦那」

「あと一歩早ければ俺が主の初期刀だったんだけどなぁ…」

「今はそこじゃねぇだろ」

「わかってるって。…そうだなぁ。主が前任の部屋を見て苦しんでいたのを、警戒していたとは言えすぐに助けてやらなかった自分を、俺は今でもすごく後悔してる。あの子は初めからずっと俺たちのことを考えて動いてくれて、想いが真っ直ぐで強いのにどこか儚くて…。だから過去を聞いて少し怖くなった。いつか周りに押し潰されて壊れやしないかって…。でも、あの子が頑張ってる姿を見て、″俺たちを信じてくれる主を俺たちが信じなくてどうするんだ″って、また救われた。″有り難く使う″と言ってくれた通り軽傷でもすぐに治してくれる主に、俺も有り難みをもって従おうと思う」

「しおらしい回答だな、びっくりじじい」

「じじいは三日月だろ!?」

「じゃあ大太刀」

「アタシの番だね!アタシも皆も言ってるように辛いもの沢山背負ってたんだなぁって気落ちしたけどさ、でもアタシらがしゅんとしてたってあの子は喜ばないよ!アタシらよりうんっと歳下なのに主として頑張って立ってんだ。協力しないわけないよね!」

「そんじゃ最後。代表も何もねぇけど薙刀」

「がははは!薙刀は俺しかおらんからな!
俺は認める以前に主の霊力に触れ、知らぬ間に命を救われた。今でも思い出せるぞ。暗い闇に閉じ込められておったところに降り注いだ暖かな光…。あれが主の心の光とも言えよう。どんな者が主なのかと姿を見れば年端もいかぬ娘ではないか!男にも勝る強き瞳を持つ娘が我が主…。過去を乗り越え前へと進み行く主を俺は誇りに思うぞ!主の為に、主の前に立ちはだかるものは全てこの俺が薙ぎ払ってやろうぞ!!」





「…だそうだ。皆、大将の力になりてぇって言ってたぞ。勿論俺っちもな」

「…………」

「…?大将?」

「…すごく…嬉しいです。ありがとう」

「…おう」


 

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