伍拾壱:婚礼衣装はドレス派ですか
    着物派ですか?
    あとパンツの色は(お約束)


「…………」

「な…っなんだこの問は?」

「着るかはさておき、ウェディングドレスか白無垢ってことですよね?和服の方が好きなので私は着物派ですけど、薬研はどう思います?」

「動揺しなさすぎだ大将。
(…狼狽えてる俺がおかしいのか?)
俺っちは大将には和服の方が似合うと思う。髪も長くて綺麗だしな」

「薬研が言うならそうなんでしょうね。
…で。えっと……下着の色は…」

「言うな!!答えるなッ!!何故ここで恥じらわないんだあんたはッ!!?」




伍拾弐:クロ様の座右の銘は!?


「″様″…?やけに食い気味だな。でも大将の座右の銘は俺も気になる。何かあるか?」

「″初志貫徹真剣勝負″です」

「……四字熟語が二つも…?」

「初志貫徹とは、初めに思い立った志を最後まで貫き通すこと。真剣勝負は知っての通り、本気で勝負することです」

「つまり、最初から最後まで本気で物事に取り組むってことか。流石は負けず嫌い」

「あと、密かに遂行したいと思っているのは″寝る子は育つ″ですね」

「へ?(十分丈夫に成長済みじゃ…?)」

「シロより小さいのが切実な悩みです…」

「身長的な意味だったのか…」
↑自分より大きくならないでほしい





伍拾参:好きな異性のタイプは?


「好きな異性ですか…。ふむ、そうですねぇ…」

「大将は男と付き合ったりとかは…」

「あるわけないじゃないですか。考えたことも無いです」

「(だよな…)
だが、大将だってもう年頃の娘だろ?嫁さんになりたいとか子供欲しいとか思わねぇのか?」

「思いません」

「はぁ…(あんたって人は…)」

「でも…」

「?」

「お付き合いとかはわかりませんけど、今″異性″について考えて思い浮かんだ人物を私の理想とするならば、それは薬研です」

「は?」

「一緒にいて落ち着く人…。薬研みたいに、私のことを知った上で傍にいてくれる…優しくて暖かい人なら、異性として認識できるような気がします。
…??薬研?どうしました?」

「な…っんでも…ねぇ……っ!!
(この…っ天然タラシ…!!)」

「???」




伍拾肆:クロちゃんは他の本丸へ遊びに
    行ったことはありますか?
    または行きたいですか?


「それがまだ無いんです。一度で良いので瑪瑙さんの本丸にお邪魔してみたいですね」

「瑪瑙の?これまた意外な回答だな。なんで瑪瑙なんだ?」

「瑪瑙さんの霊力ってすごく澄んでるんですよ。鶴丸さんが瑪瑙さんに向ける瞳といい、優秀な方なのはすぐにわかりましたから参考までに…」

「大将だって十分綺麗な霊力持ってるし、今の本丸で俺たちには勿体ないくらい満足してるぜ?」

「んー…、でもやっぱり良い例の比較対照は見ておきたいですよ。黒本丸しか見ていませんし」

「ははっ、それもそうか。それにしても真っ先に出た名が瑪瑙とはな。瑠璃じゃねぇのか?」

「瑠璃様の本丸は参考にしてはいけません」

「何故だ?瑠璃だって黒本丸修復更正部隊だろ?」

「確かに霊力云々は瑪瑙さんくらい澄んでいますけど、瑠璃様は浄化は出来ても清掃と片付けが出来ないんです」

「…つまり?」

「空気は澄んでいても環境は整っていません。泊まり掛けで掃除から始めることになるでしょうから、瑠璃様が掃除を覚えるまで行きません。石切丸さんには悪いですが、自分の本丸くらい責任を持ってもらわないと…」

「大将、目が据わってるぞ。
(鈴城家で大変だったんだな…)」





伍拾伍:クロ様が今までで「生きていてよかった」と
    思える体験がありましたら
    お聞かせ願いたいです!


「生きていて…」

「…おい…″無い″とか言わねぇよな?」

「まさか。まだ実感するには早いと思っているだけですよ」

「シロか?」

「はい。シロが帰ってきて初めて、私は生きていたことを喜べる…。だからそれまではお預けです」

「あんた、本当に妹大好きだな」

「シロ無くして私の存在はありませんから。私が半分、シロも半分。帰ってくるまで二人で一つです」

「双子だもんな。…ん?″帰ってくるまで″?」

「秘密です」

「?」





伍拾陸:クロさんはどんな歌をうたいますか?


「何歌うのかだとさ、大将」

「歌いません」

「少しくらい良いじゃねぇか」

「絶対嫌です」

「歌ったことくらいあんだろ?この間瑠璃が「クロとカラオケ行きたいのよねぇ」っつってたぞ。″からおけ″って歌う場所なんだろ?」

「(瑠璃様、また余計なことを…)
そんなお誘いは断ります。そもそも小学校の音楽の授業以来歌っていませんし、人前で歌えるような美声は持っていません」

「良い声してると思うぞ?なんでそんなに嫌がるんだ?」

「……だって…」

「?」

「………恥ずかしいんですもん…」

(!!?!?
″もん″!!?つーか大将が上目使いして…っ!!?)





伍拾漆:声優さんに例えると誰に近い声か
    教えていただけますか?


「薬研」

「ああ、さすがに自分じゃわからねぇか。だが俺っちも声優なんて知らねぇぞ」

「はい。なので、コレを」

「…なんだこりゃ?」

「声優さんたちの声を収録してあるCDというものです。ざっと五百人分は入っていますので、一人くらいは近い声の方がいるかと…」

「…………」

「よろしくお願いします」

「…わかった」


──二時間後。


「…大将、終わったぞ」げっそり…

「…思いの外早かったですね」

「違うと思ったらすぐ飛ばしたからな。喋り方にもよるんだろうが、聴いた感じだと″沢城みゆき″さんって人が一番近いな」

「へぇ…、いるものなんですね。ありがとうございました、薬研。
(今度お礼におはぎでも作りましょうか)」

「どういたしまして(五百人はちと疲れたぜ…)」





伍拾捌:クロさんが異性に求めるものは何ですか?


「異性…薬研に求めるもの……」

「おい、なんで俺っちなんだ?」

「伍拾参で回答したじゃないですか」

「それはそうだが…」

「そうですねぇ…。″優しさ″は絶対ですね。私だけでなく周りの大事な人たちにも優しい人。そういう意味では薬研はもう完璧ですね」

「〜っ、大将、俺っちは良いから他の男を思い浮かべてくれねぇか」

「…………」

「??大将?」

「思い付きません。薬研だけです」

(っっ!!!?!?あんたって人はッッ!!)





伍拾玖:本丸内男士の中で、クロちゃんが
    お兄ちゃんにしたいのは誰ですか?


「お兄ちゃん…。うーん…」

「いねぇか?」

「いえ、考えたこと無かったなぁと。たぶん次郎の印象が強すぎたんだと思います」

「ああ、″オネエちゃん″な」

「はい。…んー、と。一期でしょうか。傍から見ていても粟田口兄弟が上手く纏まっているのは一期のお陰でしょうし、良いお兄ちゃんだと思います」

「へぇ、いち兄か」

「あくまで理想ですけどね。私は一応長女っていう立場ですから上に誰かがいるなんて想像しか出来ませんし、それこそ婚礼でもしないと兄なんて出来ませんからね」

「そうだなぁ……あ?(婚礼…)」

「どうかしました?」

「や、な、なんでもねぇ!」

「???」





陸拾:薬研にすすめたいもの
   (趣味でも食べ物でも)はありますか?


「薬研にですか?」

「(何故俺っち限定?)…何かあるか?」

「趣味は特にありませんし…。…ああ、食べ物なら…」

「お?なんだ?」

「おすすめというより、私が食べたいもので手伝ってほしいのですが…」

「手伝う?(珍しいな、大将が食欲出すの)」

「この間万屋の広告で、″万屋限定超特大最中抹茶アイスサンドデラックス″というものを見たんです」

「…すげぇ名前だな」

「最中に抹茶アイスと場所によって小豆や果物が挟んである、この時期限定の甘味なんだそうです。どこを食べても違う味が楽しめると話題の人気商品らしいのですが、″超特大″な上に″デラックス″ですから私では量が半端なく多くて…。でも一度は試してみたいなぁと…」

「ああ、成る程。だから食うのを″手伝って″ほしいわけだ。良いぜ、お安いご用だ」

「!ありがとうございます…!」

「(!笑った…。そんなに食いたかったのか)
あ、因みに大きさってどんくらいなんだ?」

「例えるなら岩融が両手で持たないと食べられないくらいですかね」

「え…(いやいや安請け合いしたが俺っち一緒でも食いきれるのかソレ)」
↑短刀 ※岩融←薙刀

「頑張りましょうね、薬研」

薬「あ、ああ(…ま、いつになく楽しそうだしいいか)」


 

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