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ニエ:イーユイ♂

166cm/推定2000歳以上
一人称:俺

さる王の愛玩物として生み出された、燃える尾鰭を持つ異形の半魚人。四災たちの中では一番豪奢な環境におかれていたが、実際に幸せだったかどうかは別問題である。
膝から下は魚と化しているため基本的に浮遊での移動だが、自らの意志で脚を生やし歩行することはできる。しかし体力をひどく消耗するので、必要に駆られない限り変態(人化)を行うことはない。
人当たりは素直で朗らかだが、「愛玩物」としての長い性生活のせいでどこか荒んだ一面を持つ。口にも態度にも出さないが、実はずっと王が嫌いで嫌いで堪らなかった。今でもそれは変わらず、レンガの忠誠心を内心煩わしく思っている。
人型への憧れが強く、己の姿にコンプレックスを抱いている。しかし尾鰭の炎が消えると同時にその命は終わると告げられていられるため、異形の姿での生を余儀なくされている。口調や態度は飄々としており能天気な印象を与えるが、本質は臆病で生への欲求が強い。

いくつか生み出されたもののうちの一匹であるため個としての名前はなく、「贄の禍魚(にえのまがうお)」と呼ばれていた。なお、他の禍魚たちの生死は不明である。

「世の中には泳げない魚もいるんだよ。珍しいだろ?」
「レンガが聞いたら怒るだろうから言えないけど、……バカだよあいつは。あんな変態に忠誠なんか誓っちゃってさ、人生の無駄遣いだってのに」