花の咲く場所1


はらはらと桜が舞い散る四月某日。
私の二度目の入社式があった。
自分より数年年下の新卒と肩を並べて臨む入社式は、心機一転の清々しい心持ちでいられるどころか、むしろその真逆と言える。
なんせこの出向という名の転職は私自ら進んでのものではないのだ。

キャリアの昇進競争に敗北した、所謂負け組。
今の私の状況を一言で表すならこれに尽きる。
そんな状況など知ったことかと(実際知る由もないのだけれど)ばかりに、入社式は滞りなく進んで行く。
登壇した重役の話を左から右へと聞き流していけば、あっという間に式は終わりを迎えた。

徐々に緊張が解かれていく空気を他人事のように感じながら、私は一人で溜息をついた。
周囲の若手は次に始まる重大な刃選を前に、事前研修で知り合った仲間らとわいわい話を弾ませている。

そう、刃選。
人選ではない。

これが転職先を蹴ることが出来なかった理由だった。
この場に集まるモノたちは、これから初期刀となる刀剣男士を選ぶ。
未だ聞き慣れない言葉だが、普通に暮らす人達からしてみれば、皆目見当がつかないだろう。
というより検討がついてはならないのが、この審神者という仕事だ。
かく言う私自身もとある省庁からの誘いがあるまで存在を知らなかった。
とある省庁に属するこの機関では、歴史改変を目論む歴史修正主義者なる者から歴史を守ることが使命らしい。
とはいえ、実際に前線で戦っているのは、審神者が呼び起こした刀剣男士という刀の付喪神だ。


「ああ、貴方はこちらへ。」


現実逃避をしていると、担当らしき職員に呼ばれた。
私も舞い上がっている彼らと同様に刃選に向かう…わけではなく、そのまま自分が指揮を執る本丸へと向かう。
本来なら初期刀を選び、一人と一振りで自分の本丸を築き上げていくのだが、私の場合、前任の審神者から本丸を引き継ぐ形となった。
聞くところによると、私以外にもこの場にはそうした俗に言う引継ぎ審神者が少数いるらしい。
苦労せずとも最初から多くの刀剣男士がいるといっても、結局お互い初対面の相手と仕事をしていくというのは同じ。
けれども、前任の審神者という存在があった分、後継は何かと比べられるだろうが、どうせ彼らと深入りする気も更々ないのだから別にどうでもいいかと思うことにした。

持ちつ持たれつ支え合い…をしていたつもりが、気づけば濡れ衣を着せられた挙句、責任を押し付けられて降格どころか左遷とは。
全く以て笑えない。
たまたま居合わせた人間が悪いということもあるが、自分の油断が招いた結果でもある。
「君には向いていないよ。」と、最後に上司が言った言葉は、今でも思い出すと胸に刺さる。


「審神者様、審神者様。」
「…ああ、ごめんなさい。少しぼんやりしていました。」
「しっかりなさってください。この転移装置を起動すればすぐ本丸です。」
「そうですか。それで、私が引き継ぐ本丸はどのような状況ですか。」
「ああ、まだお知らせしていませんでしたね。」


しれっと悪びれもせず言ってのけるあたり、どの所属であっても政府は政府なのだろう。
職員は懐から端末を取り出すと、液晶画面に表示された文字列を淡々と読み上げ始める。


「ええと、所持刀剣は21振りで、そのうち短刀が――」
「そういう情報は後からこちらで確認します。私が知りたいのはこの本丸がどういう経緯で引き継がれるのか、刀剣男士と前任の審神者との関係は良好だったのか、引継ぎにあたって当該本丸における注意事項などがあるのか、などですが。」


端末で調べれば分かる数字の情報ではなくて、欲しいのは、そこには記載されていない、もっと言えば書面では残せないような申し送りなどのものだ。
前任が戦死や寿命などやむを得ない状況による退任ならまだしも、それ以外なら何かしらがあるはず。
何かあってはたまったものではないが、何となく、そう、何となくだが嫌な予感がする。
人間というのは良い予感は中々的中しないのに、悪い予感となると途端に的中率が上昇するのは何故なのか。
是非とも統計を取ってその傾向と対策をまとめてほしいものである。

とにかく、知りたい情報が手に入るまで本丸に行くものかと腕を組んで、目の前の職員に無言で視線を送り続けていると、根負けした職員が渋々溜息とともに口を割った。


「実は少々問題がありまして。その、この本丸は今日で1年目ですが、審神者様が指揮を執っていたのは半年で…。退任理由は、職務怠慢及び公序良俗違反です。」
「は?」
「職務の方は文字どおり成績不良による意欲低下で、後は…あー、その、ここだけの話、彼女、複数の男士と性的な関係を持っていまして…。」
「…………。」
「ああ、ブラックな職場とまではいかなくて、そういった関係は双方合意のもとのようだったのでまだ救いがある方ですね。一応この本丸の刀剣男士の方も人間に敵意を持っているという訳ではなさそうですから。」
「………そう、ですか。」


開いた口が塞がらないとは、まさにこのことを言うのだろう。
本音としては、「まじかよふざけんな!」と怒鳴り散らしたいところだが、職員曰く、まだマシなのだから、マシなのd……いや、そういう問題じゃない。
ふつふつと込上げてくる怒りを抑えていると、職員の方はこちらが不安を覚えたのだと勝手に解釈したらしい。


「審神者様は優秀な経歴をお持ちですから、大丈夫ですよ。だから訳有本丸を任されたはずです。」
「だと良いですけれど。」


そもそも本当に優秀ならこんなところに飛ばされるワケがないのだが。
皮肉の一つや二つ言ってやりたいところだが、目の前の彼に罪はない。
八つ当たりをして今後の関係が悪化するなら、一人でグチグチぼやけばいいだけだ。


「では気を取り直して、これから本丸へと移動します。」
「よろしくお願いします。」


どうせここで不満を述べたところで他の本丸へ異動などできないのだから、もうどうにでもなれと投げやりな気持ちで私は本丸へと足を踏み入れた。



*****



はらり、ひらり。
桜が舞う。

空から降り注ぐ薄紅の花びらを視界に捉えつつ、男は視界の片隅に映る転移門をぼんやりと眺めていた。
今日、この本丸に新たな審神者がやってくる。
皆が皆審神者の来訪を歓迎する訳でもないが、だからと言って拒絶するほど厭うてもいない。

そもそも人に愛想が尽きたり、現世に関心が薄いモノたちは、今日を迎える前に本霊の元へ還ってしまった。
だから男を含めて今ここにいるモノたちは、多かれ少なかれ何かしらの思いがあって留まっている。

折角手に入れた人の器をたった半年で手放すのは惜しい。
これが当の男の言い分である。


「さて、今度はどんな驚きがあるのやら。」


その答えはもうじきこの本丸へもたらされる。


「ここにいたんだね、鶴さ―――。」


ふいに吹いた一陣の風が、旧知の仲間の声をかき消した。


「おおっ、春の嵐か。」
「はぁ、折角整えた髪が台無しだよ。」
「そのままでも十分色男だぜ。」
「褒めても何も出ないからね。ああもう、セットし直さないと…。」
「それなら早くした方がいい。じきにまた“風”が吹くぜ。」


そう、もうじき、もうじきだ。
本丸に新しい風が吹く。



*****



頭上で甲高く叫ぶアラームを鬱陶しく思いながら、探るように右手でそれを止め、緩慢な動作でむくりと布団から起き上がった。
春眠暁を…ではないが、春はやはり眠い。
けれども例年より比較的早く目が覚めるのは、やはり慣れない環境下で眠りが浅いからだろう。
今までの洋室からうって変わって全てが純和風の造りは、日本人だから落ち着くというわけでもない。


「模様替え…しようかな。」


担当者に案内され、後任としてこの本丸に住み始めて早三日。
あと三月もすればこの住まいに順応するのかもしれないが、せめて仕事場くらいは改装したい。
この本丸担当の職員とこんのすけと言われる管狐に確認したところ、本丸の運営に支障が出なければ多少のリフォームは良しと言われた。
とはいえ、造りかえるにしても多大な出費は難しいので、一人になれる私室にしようか。
そして後々は執務室を……と思ったところで、ふと我に返る。

果たして自分はこの本丸にいつまで配属されているのだろうか、と。
あくまで出向という立場であるから、ある程度の年数が経てば他へ異動という可能性は十分ある。
態々痛い出費をする必要が果たしてあるものなのか。


「あー、どうしたものかなあ…。」
「どうしたもこうしたもありません。審神者様、何故近侍を指名されないのですか?」
「またそれ……。」


朝の挨拶も省略して突然現れたこんのすけは、初日から「キンジヲーキンジガー。キ(以下略)」とキャンキャン鳴いている。
もちろんここに配属されるまでに審神者としての研修は一通り受けているし、テキストも素読済みだ。
ただ、そんなにすぐ任命する必要もないと感じたし、実務の内容如何によっては別に設けなくてもいいとさえ思っている…なんてことは口に出す気はないが。


「審神者様!」
「初日にも言いましたが、この一週間は仕事の感覚を掴むことにすると決めています。非常に残念ながら、こちらの本丸について事前情報をいただけなかったので、何かと時間がかかることは考慮していただきたいものですね。」
「ですからそうした情報を得るためにも先に近侍を御指名ください。」
「もちろん勝手が分からない私一人より、この本丸にいる刀剣男士、初期刀の蜂須賀虎徹に話を聞くつもりです。」
「では彼を近侍に!」
「いいえ、彼は第一部隊の隊長になっていただきます。」
「それならやはり蜂須賀虎徹を近侍にするということでは?」
「違います。第一部隊隊長と近侍を兼任させるつもりはありません。部隊長は戦に専念していただきたいので。当初から決めていたことです。」
「ですが!」
「ですがも流石もありません。とにかく…着替えるのでこの話はこれで終わりにします。」


ぶんぶんと尾を振るこんのすけを抱き上げ、部屋の外へと追い出した。
不毛なやりとりをしていたものだが、おかげで目が覚めたのだから良しとしよう。
いい加減起きなければ誰かが様子を伺いに来るかもしれない。
慣れない和装に四苦八苦しながら、身支度を済ませ、一呼吸ついてから障子を開ける、と――。


「おっ、お目覚めかい。」
「…………。」


ピシャリ。
条件反射で開けた障子を閉めた私は悪くないはず、多分。
痺れを切らして現れるのは、てっきり短刀あたりだろうと踏んでいただけに、予想外にも程がある。
一瞬眼前に飛び込んで来た純白に、私の思考は大いに乱され遅れをとった。
確かあの白一色の刀は――――。


「鶴丸国永だ。俺みたいのが突然来て驚「ろいたので早くお引き取りください。」


最後まで言わせるものかと障子越しにそう言ってから、改めて障子を開けた。


「起床が遅くなったのは、少々こんのすけと話をしていたからです。」
「近侍を決めかねているなら俺はどうだい?」
「盗み聞きとは感心しませんね。」


いつからいたんだと問い詰めたいところだが、こちらとしてはまだ腹の探り合いの段階のため、下手に詰問するのも憚られた。
それに相手は人の身を得た期間は私より短くとも、何倍も長く生きている神様だ。
侮ってはいけないし、敬うべき対象である。


「ああそうだ、きみの分の朝餉なら執務室へ運んでおいたぜ。」
「――!それは…わざわざどうもありがとうございます。」


朝から大勢でわいわい食べるのに慣れていないこともあり、食堂では食べずに持ち帰っては執務室で食べていた。
それを見ていたのか、もしくは厨当番から話を聞いたのか。
いずれにしても食べ物に罪はないし、ここで余計なことをしたなどと癇癪を起すほど子どもでもない。
善意は素直に受け取るべきだ。
そう思っていた私は、数分後、盛大に後悔する破目になった。


「…なんでお膳が二つあるんですかね?」
「そりゃ決まってるじゃないか。俺もここで食べるからだ。」


そうきたか!
まんまとしてやられたと頭を抱えるも、今更食堂で食べてこいと追い出すのは気が引けた。
必要以上に関わる気は更々ないが、必要以上に拒絶する気もこちらにはないのだ。
邪険に扱って悪い風聞を立てられて、良好な仕事関係を築けなくなるのは避けたい。
ここは我慢が肝心と自分に言い聞かせ、先に座ってこちらが来るのを待っている鶴丸国永の目の前に腰を下ろした。


「それで、近侍は誰に任せるんだ?」
「聞いていたなら分かるはずですが?」
「確かにまだ三日目だからな。焦ることはないと思うぜ。だがまあいないよりいた方が何かと便利なのは確かだ。」
「ああ、成程。全然聞いていませんね、別の意味で。」
「部隊長の蜂須賀を除外するなら、次に古参の奴…と言うと乱藤四郎と小夜左文字だな。」
「情報提供はありがたいのですが、もしかして私が近侍を決めない限り続けるおつもりですか?」
「ああ、分かっているじゃないか。ついでに言えば俺も古参に入るぜ。」
「はあ…。」


駄目だ、彼は私が近侍を決めるまで延々とプレゼンをするつもりだ。
なおも渋い顔のままの私を見て、鶴丸国永は何かを勝手に察したらしい。
箸を進めるのを止め、こちらを見据えたかと思えば、一言。


「ちなみにこの本丸に三日月はいないぜ。」
「知っています。それに、あの方に細々とした事務作業が向いているとは思えませんが。」


偏見かもしれないが、申し訳ない程度の審神者研修で垣間見た政府職員とその相方の三日月宗近だけみても、そう思えてしかたがなかった。
のほほんマイペースな三日月宗近に、あの政府職員は何度泣きをみていただろうか。
思い出しても同情を禁じ得ない。

それに、どちらかというと目の前の彼も向いていないと思うものの、面と向かって向いていないなどと言えば、「なら試してみるかい。」と来るのがオチ。
自ら墓穴を掘りたくはない。


「なあ、きみ。どうして頑なに近侍を置きたくないんだい?」
「…和を乱すのは気が引けるので。いくら審神者とはいえ、新参者が来て早々に周囲を引っ掻き回すのは如何なものかと考えています。少なくともある程度お互いになれてからどうするかを判断しても遅くはないかと。」


仕事とプライベートとの境界が曖昧になりかねないため、無闇に彼らに深入りしたくないというのが本音だが、馬鹿正直に話すわけにもいかない。
それに今彼に言ったのも、本心と言えば本心なのだ。
別に嘘をついている訳ではない。
私の言い分を聞き終えた鶴丸国永は、やはりどこか納得のいかない顔を浮かべている。
ああ、これは長い朝食になりそうだ。
萎える気持ちとともに食事は段々味のしないものへと変わっていく。
そんな私の心境など知る由もない鶴丸国永が、再び口を開いた。


「乱しに来たんじゃないのかい?」
「え?」
「ああ、誤解しないでくれ。決して悪い意味で言ったんじゃない。折角きみという新しい風が舞い込んできたんだ。変わるのは何も悪いことじゃない。そうだろう?」
「それはそうかもしれませんが、皆が皆、そう考えているわけではないでしょう?」
「そうだな。ま、きみを見るに、ここの連中を不快にさせるような無茶な風を巻き起こすことはないだろう。それに、少なくともここに残っている奴らは、新たな主を歓迎するさ。」


要するに、前任で嫌気がさしたものたちは既にこの本丸から離れた、ということだろう。
いくら仕事でビジネスライクに接するとしても、歓迎されないよりされた方がいいに決まっている。
だが、それと近侍云々とはまた別の話。
とはいえ、そう言ったところでこの鶴丸国永が納得してはくれまい。
それならば……。


「分かりました。近侍をつけます。ですが、あくまで仮初のものです。」
「お試し期間ってヤツか?」
「そういうことです。最初から近侍を採用しないと言ったところで、周囲は納得しません。ですから近侍をつけた上で、私にとってその存在が適しているかどうかを決めます。」
「成程。それで近侍には誰を指名するんだい?」
「鍛刀で決めます。」
「こりゃ驚いた。きみ、今から鍛刀して現れた奴を近侍にする気かい?」
「そういうことです。」
「既に本丸にいる奴が来た場合はどうするんだ?」
「その時は当初からいる刀剣男士に近侍となっていただきます。」
「そりゃ面白そうだ。」
「ありがとうございます。」


漸く納得のいく回答を惹き出せて満足したのか、うんうんと頷く鶴丸国永を横目に、私は黙々と食事を口に運んだ。
さて、朝食以上に長い長い一日になりそうだ。



*****



誰だよ、鍛刀で近侍を決めるって言った馬鹿。
ああそうだよ、私だよ!!!!

…と、一連の漫才を脳内で展開させてしまったのは、仕方がない。
眼前に現れた美丈夫を、現実逃避も含めた意味で直視できず頭を抱える私に対し、居合わせた鶴丸国永は、堪え切れず腹を抱えて爆笑している。
四時間と長いから手伝い札で手早く済ませてしまおう、と、何も考えず手伝い札を手にした時点で、恐らく彼はこの未来が見えていたのだろう。
全く以て腹立たしいが、この賭けを提案したのは私。
許されるなら前言撤回したい気持ちしかない。
敗北の二文字に打ちひしがれ、隣の付喪神とは別の意味で震えている私に、追い打ちをかけるように当の隣にいる彼は口を出す。


「いやまさか先の会話が盛大な予言になるとはなぁ…驚いた驚いた。きみは実に運が良い。」
「この場合、皮肉にしか聞こえませんが。」
「うん?主は運が良いのか?悪いのか?」


状況を呑み込めていない(呑み込めるはずもない)当の鍛刀された太刀、三日月宗近は、小首を傾げてこちらを眺めている。

三日月宗近。
天下五剣にして一番美しいと言われる太刀。
おじいちゃん。
究極のマイペース。
そして、もしかしなくてもレア中のレア。

本来なら手放しで喜べるはずが、どうしてこうなった。
ともあれ、目の前の三日月宗近に罪などあるわけない。
これはもうこちらが腹を括るしかないのだ。
肯定的に捉えれば、近侍不要論を提言する立場からして、有利に事が進むはず…と思いたい。

気を取り直して三日月宗近に向き直る。
直に視線を合わせる度胸がまだないため、口元あたりに視線を合わせ、一呼吸。


「はじめまして。ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありませんでした。私は三日ほど前にこの本丸の主となった者です。」
「あい分かった。して主よ、俺はどうすればいいのだ?」
「早速で恐縮なのですが、貴方には当分の間、近侍を担っていただきます。」
「ほう、近侍か。」
「私の傍で補佐をしていただく仕事です。」
「頼むぜ。近侍制度の存続は君の出来にかかっているんだ。」
「おお、それは責任重大だな。」


おい、そこの鶴、余計なことを吹き込むんじゃない。
喉元まで出て来そうになった苦情をぐぐっと押し込め、営業用の笑顔をつくる。


「それでは、三日月様…鶴丸様、今後とも何卒よろしくお願いいたします。」


こうして私の審神者としての本格的な勤めが始まった。




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