明日の今をやり直す[701-790]



701:僕だよ
親は、あとは、そうだな……。
僕がお世話になっているというので、挨拶に行こうとしていたのは止めたかな。それじゃあ悪いからと、煮物を持たされたり、おはぎを持たされたり、なんだかご近所付き合いじみたことをしていた気がする。

それと、一度軍隊兄貴のことを家に連れておいでと母さんには言われたのだけれど、肝心の軍隊兄貴が来てくれなかった……。
そのせいで、軍隊兄貴が本当に存在しているのか両親に疑われたこともあった。
立禁止屋敷の外観が廃墟だったこともあって、本当に人が住んでるのか? と。

702:名無しの転生者さん
次々話出てくるなおいwww

703:名無しの転生者さん
まさかとは思いますが、この「軍隊兄貴」とは、あなたの想像上の存在に過ぎないのではないでしょうか

704:名無しの転生者さん
普通にご近所さんっぽいことしてるの草生える

705:名無しの転生者さん
むしろ廃墟に出入りしてること不審に思わなんだのか

706:名無しの転生者さん
僕だよがどんな奴と友達付き合いしてるのか、親は心配してお宅訪問とかお家招くとかしようとしたのかもな

707:僕だよ
僕への両親の信頼が、話の信憑性に転じたような形で、最終的には信じてはもらえたのだけれどね。
廃墟じみた場所に出入りすることを、父も母もとても心配していた。一度父が制止をかけたが、僕から頼み込んで折れてもらった。……それで死んでしまったのだから、なんとも、親不孝な子供だったな。
もしかすると、僕の死因に関して、両親は漠然と察していたかもしれない。

708:名無しの転生者さん
いいご両親だったんだな……

709:名無しの転生者さん
現在高二の娘のいる親の身としては聞いててきつい

710:名無しの転生者さん
親の心配や忠告無下にして死んだことのあるワイ氏、僕だよの話を聞いて、唐突に賽の河原で石積みたくなる
かといって、今の両親に孝行する前に死ぬわけにもいかんから石の代わりにジェンガ積む

711:名無しの転生者さん
獄卒がジェンガを崩しにくるのか……(困惑)

712:僕だよ
この話は、ここまでとして。
今度は、僕には調度品だと聞かされていた、弓と矢の話をしようか。

軍隊兄貴の家に上がらせてもらっていたとはいっても、僕が出入りしていたのは実質玄関寄りの二部屋だけでね、二階はもちろん、奥の棟にも立ち入ったことはなかったんだ。

それがひょんなことから、その二部屋以外――書斎に招き入れられることになって。…確か、その時に僕が読んでいた本の話題が切っ掛けになったんだったかな。
それで、その部屋の壁に、弓と矢が掛かっていたんだよね。

713:名無しの転生者さん
これが噂のインテリア(実用品)

714:名無しの転生者さん
インテリアとは一体

715:名無しの転生者さん
兄貴不用心すぎんよ〜〜

716:名無しの転生者さん
むしろ弓と矢見せて、僕だよの反応を伺ってた可能性。スタンド使いだとか、弓と矢を狙う輩だとかと疑われていたんでねーの

717:名無しの転生者さん
兄貴視点じゃ、僕だよの真意が不明で不気味なんか

718:僕だよ
見せるにしても、ああして壁に掛け置くのは、リスクが高いと思うのだけれど。盗難とか、盗難とか。
どうにも、保管場所がそこだったらしいね。もっと他に場所はあっただろうと思わざるを得なかった。
軍隊兄貴の目が届く場所で、壁を隔てて歩道がある――矢が反応する人間を、確認しやすいという意味で選んだのかもしれないが。

まさかこの目で、堂々と弓と矢を見ることになろうとは思ってもみなかったから、僕も意表を突かれたような気持ちで。動揺してしまったのを、「これって本物かい?」と、さも実物さながらの弓と矢を見て驚いた風に装った。実際は、それがただの弓矢でなく、スタンドの素質を持つ人の能力を引き出す道具だと知っていたからこそ、そこまで動揺したわけだが。

インテリアだという軍隊兄貴の発言は、ここからきている。本物かどうか尋ねた僕への答えがそれだった。

719:名無しの転生者さん
流石に本物だなんていったら、そのままで凶器だもんなあ

720:名無しの転生者さん
別に弓矢飾っててもおかしいことなくない? って思ったけど、実銃飾ってるようなものか。そう聞いたらビビるな

721:名無しの転生者さん
調べてみたら、弓矢のインテリアってあるのな。舞台道具にも使えますとかアンティーク枠でこっちの世界(21世紀)じゃ売ってるわ
鏃はさすがについてないけど

722:名無しの転生者さん
一つ前の生で狩猟民族やってたせいで、弓矢を実用品としか見られない……

723:僕だよ
実はこの時、動揺し過ぎて、当時の僕は少し失言しているんだよね……。
「狩りでもするの」って、訊いてしまった。軍隊兄貴はインテリアだって言っているのにね?
軍隊兄貴は「そんなところだ」って答えてたよ。インテリアで狩りするって、一体どういう意味なんだろうね。知りたくないなあ。

724:名無しの転生者さん
ポカってるうう

725:名無しの転生者さん
やっぱりインテリア(実用品)なんじゃねーか!

726:名無しの転生者さん
知りたくないもなにも、お前既にその身をもって知っとろうに

727:名無しの転生者さん
これは絶対人狩ってますわ……

728:僕だよ
それ以降も、僕が書斎に立ち入る機会は度々あれど、壁に掛けられていた弓と矢には一切触れようとしなかった。近付こうとすらしなかった。
矢に射られたところで、スタンド使いになんてなれずに死ぬのがオチだと思っていたし、スタンド使いになりたいとも思っていなかったからね。

弓と矢に関しては、これくらいかな。

729:名無しの転生者さん
え、今僕だよスタンド使いじゃん。嫌なの?

730:名無しの転生者さん
なんでだよ、スタンドないよりはあった方が絶対得じゃん。一般人モブには優しくない世界だぞ?

731:名無しの転生者さん
私はスタンド使いになりたい

732:僕だよ
4部が始まりそうな時期に、杜王町でスタンド使いになるなんて、嫌な予感しかしないじゃないか。僕は静かに暮らしたいんだよ
一般人の枠組みにいることを気に入っていたしね

軍隊兄貴と関わるようになったとはいえ、あくまで僕は傍観者のつもりでいた。原作に関しても、特別何か考えるようなこともなく、傍観する気満々だった。
この時点では。

733:名無しの転生者さん
ラスボスなのは、僕だよだった……? >静かに暮らしたい

734:名無しの転生者さん
リーゼントと仲良かったんじゃないの? リーゼント祖父とも交流あったんじゃないの? 傍観って、見殺しにする気だったの?

735:名無しの転生者さん
つまり僕だよは手フェチボンバーマンだった。成る程、今までの手フェチへの風評被害は全て自虐であったか

736:名無しの転生者さん
リーゼントは僕だよが僕だよに殺されたって勘違いしてたのを僕だよも訂正しなくてもうこれわけわかんねえな

737:名無しの転生者さん
>>736
自殺かな?

738:僕だよ
>>734
誰しもを助けられるわけがないのに、誰かをすくい上げる…助ける命を選ぶ作業って、相当心にくるんだよ

一応、リーゼントに、助言のようなことはしていたのだけれどね。助言というより、訓話かな?
端的にいうと、主人公が、悪どいことをしていた養子を追い詰めたところで、養子が自死を選んだかと思っていたら、吸血鬼として復活して襲いかかってきて、庇った父親が死んでしまうという話をした。
倒したと思った、ひと段落ついたと思ったところで、敵は襲いかかってくるものです。油断をしてはいけませんよ、という教訓だ。

739:名無しの転生者さん
1部やないかい!

740:名無しの転生者さん
養子はディオ・ブランドーだね?

741:名無しの転生者さん
そういう主人公はジョナサン・ジョースター

742:僕だよ
杜王町なんて場所にいながら、大変呑気な話なのだけれど、原作開始年が近付いてくることに、僕は焦りも何もなくて。本当に、直前になるまで、『なるようになるだろう』としか思っていなかったんだ。

変わったのは、高校二年の頃の冬、二月の終わり頃。
軍隊兄貴の家にお邪魔している時に、ふと、あとふた月と少しほど軍隊兄貴を凌げば、差し迫った死の危険からは解放されるのかと気付いた。
そうすれば、もう、彼と関わらなくてもいいのかと考えたところで――ああ、彼を死なせたくないな、と思った。思ってしまった。思いの外、僕の自覚以上に、僕は彼に情がうつってしまっていたらしかった。
そして彼の作るきんぴらごぼうが美味しかった

743:名無しの転生者さん
胃袋つかまれてんじゃねーーよ!!!

744:名無しの転生者さん
最後の一文で台無しすぎるわwwwww

745:名無しの転生者さん
もうwwwwwもうwwwwww

746:僕だよ
あくまで一般人の枠組みにいた僕に、できることというのは限られていた。直接の原因を排除するなんて行動には出られなかったから、基本は軍隊兄貴に危害が加えられる要因を減らす方向で動いた。

春休みに入ってからは、軍隊兄貴の家に入り浸っていた。
見張り、というのも少し違うのだけれど、軍隊兄貴の時間を僕に割かせることで、彼の弓と矢を使える機会を減らして、彼を恨む人間を、スタンド使いを増やさないようにしようと試みた。

僕の前で彼がK1君を射るというのも考え辛かったから、例のチリペッパー襲撃当日は、軍隊兄貴の側で何も知らない一般人の顔して、彼に弓と矢を持たせないようにしようと考えていた。
もし、リーゼントが引かれ合って屋敷に来たとしても、僕が仲立ちする気であったし、スタンドに関わることとなれば、僕のいない場所――弓と矢のある屋敷から離れた場所で彼らが話をするように、誘導する気だった。

まあ、その日を迎える前に僕は射られて死んだし、原作は変わらなかったわけなのだけれど。

747:名無しの転生者さん
僕だよのさりげない監視行為…これ、僕だよが軍隊兄貴死なせたくなぁいってなる前から、僕だよが兄貴と絡んでた分で弓と矢での死人減ったんじゃないか?

748:名無しの転生者さん
※ただし僕だよは死ぬ

749:名無しの転生者さん
ンンンン

750:名無しの転生者さん
なんか僕だよドンマイってかんじ

751:僕だよ
以上が、軍隊兄貴に関する、前世の話となる。彼と交流を持っていたのは、半年にも満たない間だったが、自分では友人だと思っていたよ。

この説明で、わかってもらえただろうか

752:名無しの転生者さん
わかったけどながい

753:名無しの転生者さん
何でスレの最初からこの話しなかったん???? この話聞いてたらもうちょっと軍隊兄貴対策の方向性違っただろう

754:名無しの転生者さん
僕だよやればできる子やん

755:名無しの転生者さん
少なくともキンクリ仕様の話よりはわかりやすかった
長さばかりはどうにもならんかったかw

756:名無しの転生者さん
思ったより仲よさそうでびっくりした

757:名無しの転生者さん
まあ、これなら確かに、僕だよが軍隊兄貴のこと友人だと思ってても仕方ないな……

758:名無しの転生者さん
貴方が落としたのはこの、友人に死んでもいいやと弓矢を向けるマッド兄貴ですか? それともこの、ストーカー死すべし慈悲はないと弓矢を向ける被害者兄貴ですか?

759:名無しの転生者さん
むしろ僕だよの方が泉に落ちてきれいになるべき

760:僕だよ
もう学園に行かなければならない……
二度寝する予定だったというのに、結局朝の時間を費やして書くことになってしまった。

来られそうなら今夜も来るよ。
それじゃあ失礼する

761:名無しの転生者さん
こいついつも寝てんな(定型文)

762:名無しの転生者さん
チュンチュンピーチクボボボボ

763:名無しの転生者さん
学校いってらっしゃい
オレは寝る

764:名無しの転生者さん
俺ピザ食う
【ピザ生地の上にチョコのかかったバナナが乗り、ナッツがふりばめられている】

765:名無しの転生者さん
ピ…ザ?

766:名無しの転生者さん
また変わったピザ食ってんのなwww





773:名無しの転生者さん
ドイツのピザは世界一ィィィイ!

いやー、ドイツ(名称はまだプロイセン)住みなのにビスマルク食べたことなかったから、最近職場の近場にできたピザ屋に行って、意気揚々と店員にビスマルク注文したんだけど、
鉄血宰相ビスマル君がそもそもまだ産まれてない時代だったものだから「は???」って顔されて、「ハムと目玉焼きのせたの」って言い直すことになったわ

774:名無しの転生者さん
そも鉄血宰相が好きだったのは、そのピザじゃなくて目玉焼き乗せステーキだけどな

775:名無しの転生者さん
うそやん
上記ビスマルク食べてきたドイツ住みの者だけど、ステーキとかそんなの知らず普通に「ビスマル君が好きだったビスマルクか〜」って思いながら食べてしまった
ちがったのか……そうか……

776:名無しの転生者さん
僕だよの前世についての話読んでて、なんか違和感があって、ずっと考えてたんだけど、こんな交流のあった僕だよ相手に、軍隊兄貴が何の脈絡もなく矢を向けるってのも変だなって。
僕だよのことだから、意図的に伏せてるか、話し忘れてること絶対あると思う。

777:名無しの転生者さん
僕だよ「それと、言い忘れていたのだけれど」

778:名無しの転生者さん
ありそうwwww







789:僕だよ
やあ、僕だよ。
急ぎの件故に、携帯から書き込みしている。

少々、困ったことになった。皆に知恵を貸してもらいたい。
【急募】怒れる軍隊兄貴の宥め方

790:名無しの転生者さん
どういうことなの
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