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「そういえば……みんなは?」
これは空気を変えるためそして一種の賭けだ。
「……」「……」
だがどうやらこの賭けは私の負けで終わったようだ。
「うん、分かった。というより知ってる」「それはどういうことじゃ」
ブルーの瞳が厳しく光った。私はダンブルドアのその瞳に観念したように「ふぅ」と息を吐き出してみた話した。私がここにくる前のこと、自分の今の年齢から職業、両親のことまで。そして1番大切な何故私が彼らの最後を知っているのか。
「今の話しは本当か?」「ええ全部本当よ」「だが……」「分かってるわ。おかしいことくらい……でも本当なの。だけど私の知ってる過去や未来に私はいないのよ」「どういう事だ」
そのセブルスの問に答えられず私は無言で首をふった。そして目の前のダンブルドアを見つめた。
「先生、私……未来を変えたいんです」「未来を変えるのな?」「ええ、突拍子のないことを言っているのは分かってます。でもどうしても変えたい未来があります。そして私はそのために……その為だけに動きます。それはとても狡いことです。ですが先生に助けを求める時があると思います。その時は……助けてください」「……その時にまで、いやその時になっても何も聞くなと?」「申し訳ありません」
ぽつりと言った私の一言にダンブルドアは少し悲しそうな顔をしたが、それはすぐに校長先生の顔に戻った。
「してリアティ、君はこれからどうするつもりかね?」「どうって……それは……あの薬草店で」「あの店は潰れてしもたよ」「え?!」「困った事になったの」「ダ、ダンブルドア先生」
助けを求めるように私がダンブルドアを見つめると、彼はとても楽しそうに、そして一瞬セブルス見て言った。
「そういえばセブルスは君は以前から助手が欲しいと何度か言っておったな?」「いえ、私はそのような」「本当?」「いや、だから」「良かったの。彼女はここホグワーツを首席で卒業しておるからの。優秀な助手になるじゃろう」「セブルス、ありがとう!」
私とダンブルドアで話しを進めていると隣からため息が聞こえた。

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