あとがきと解説
「郭嘉のながい夢」完結しました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

テーマは夢・そして空でした。わ〜後付けっぽい…
郭嘉にとっては夢の中のような出来事、夢のような世界での二週間。まぼろしだと割りきることもできましたが、でも空はいつだって同じ色をしていた…
それが希望でもあり、考えようによっては残酷なことでもあったんですね。
そのせいで、郭嘉は魏で責任ある立場にあったこともあり色々と考えてしまい…ちょっと意地悪…というかやつあたり?みたいな、反抗期の子供みたいな。そんな反応をしてしまったこともありました。お医者さんがきたあたりですね。

しかしこの中編の主人公は底抜けに優しいという設定があったので、その優しさに郭嘉も甘えてしまいました。それが恋につながっていったというわけですね。
口は悪いですが本当に優しいという設定でした。素直じゃないだけなんです!笑
たぶん年を取るにつれてカドがとれてバランスのとれた大人になるはずです。

郭嘉の恋心はつり橋効果と言われればそれまでかもしれません。
それでも郭嘉は主人公の底抜けの優しさと、勇気を出して本当のことを告白したときに受け入れてくれた嬉しさがありますので、今後郭嘉のもとで生きていくことになったとしても私はなんやかんやうまくいくんじゃないかなぁと信じています。

主人公は最初郭嘉のことを本当に女の子だと思っていたし、それこそ弟のような…ちいさな子供を相手にするような気持ちで接していました。
それが、だんだん成長していく郭嘉の体や打ち明けられる真実、そして告白など。色々なことがかさなり、主人公も郭嘉のことを意識していったのだと思います。
しかし前述のとおり主人公は底抜けの優しい女の子なので、好きだと言われると「そうなんだ…ありがとう…もしかしたら私もあなたのこと好きかも」みたいな感じに流されるきらいがあるので郭嘉のことも本当に好きかわからない部分があると思います。

色々なこと重なって、もうすぐ郭嘉がいなくなってしまうっていう直感が気持ちを後押ししてくれたのかも。


主人公はこの後郭嘉と無事再会を果たすのですが、郭嘉が現代からいなくなった時の外見年齢はだいたい主人公と一緒くらいっていうイメージがありました。
なので、30過ぎの郭嘉を見てだいぶショックを受けると思います。おっさんじゃん!みたいな。

郭嘉がんばってください…


長々とかきましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。
希望があれば続編、番外編など書いて行こうかなと思います。
ありがとうございました。
20170816@Eだ
- 15/15 -
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